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古今いろいろ ほめ方と信じ方 - 日日平安part2
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古今いろいろ ほめ方と信じ方 - 日日平安part2
平安時代初期の貴族・歌人である在原業平(ありわらのなりひら)が詠んだ歌である。 <世(の)中に絶えて桜... 平安時代初期の貴族・歌人である在原業平(ありわらのなりひら)が詠んだ歌である。 <世(の)中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし>。 「この世に桜がまったくなければ、春も穏やかな気持ちでいられるのに」とのことらしい。 今か今かと咲くのを待つが、咲けば咲いたで散るのを惜しむ。桜はなにかと人の心をかき乱し、物思いに沈ませる。 なかりせば、と現実に起こりえないことを仮想しつつ、桜へのあふれる愛を逆説的に打ち明ける内容である。 花の便りが各地から届いている。なにかと心穏やかではいられない時期である。 <散ればこそいとゞ桜はめでたけれうき世になにか久しかるべき>。 業平の歌に続き、別の人が詠む。(伊勢物語) 「この世は無常で、桜は散るからこそ素晴らしい」と褒め称える。 古今、ほめ方も実にいろいろである。 桜の花も散ればあの世へ行くものなのか。 <“あの世”を信じる人はどれぐらいの割合なのか>