去勢のやり方

去勢方法にはバルザック法、ゴムリング法、観血法などがありますが、肉牛育種科では観血法を用いています。観血法は陰嚢の下部１/３をナイフで切 り取り、睾丸を引き抜く去勢法です。血液や分泌物が貯留することなく、外傷の治癒を待つだけなので、ストレスが少なく、最適な去勢法と言えます。なお、去 勢はあまり早期に行うと、ペニスの発育を阻害し、肥育に入ってから尿石症になりやすいので４〜５ヶ月齢で実施するのが最適です。 �@牛の保定 まず去勢する牛をシュウトのような施設に追い込み、頭絡で保定します。 �A準備 ゴム手袋をはめ、さらにその上から軍手 をします。これが肉牛育種科のスタンダード。 �B道具の準備 バケツにお湯を用意し、消毒液を適量加えます。ナイフとハンドペーパーを軽く浸して消毒します。 �C結構重要なポイント シュウトの中に一人入り、しっぽをしっかり持ち上げて保定します。これは結構

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肉牛管理に役立つ技術、去勢のやり方。北海道立畜産試験場による観血法による肉牛育種科の去勢のやり方の紹介。