asahi.com（朝日新聞社）：佐紀陵山古墳の学会調査始まる 宮内庁管理の陵墓２例目 - 文化

宮内庁が、垂仁天皇の皇后・日葉酢媛命（ひばすひめのみこと）陵として管理する佐紀陵山（さきみささぎやま）古墳（奈良市）で２０日、日本考古学協会など考古・歴史系１５学会の代表による墳丘の立ち入り調査が始まった。歴代天皇や皇族を埋葬したとされる陵墓への立ち入りは、昨年２月の五社神（ごさし）古墳（神功皇后陵、奈良市）に次いで２例目。午後には明治天皇陵と皇后の昭憲皇太后陵がある伏見城跡の桃山陵墓地（京都市伏見区）に立ち入る。 福永伸哉・大阪大教授（考古学）ら１６人が、宮内庁の福尾正彦・陵墓調査官らの案内で墳丘に入った。最下段部を約２時間かけて調べる。遺物の採取や発掘などは認められていない。 佐紀陵山古墳は全長２００メートルを超す前方後円墳で、３段の墳丘を持つ。４世紀後半から末ごろの築造とみられる。中世の盗掘記録などから、複数の銅鏡や多数の石製品を伴う石棺が竪穴石室にあったことがわかっている。桃山

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｢宮内庁が指定する被葬者の年代と推定される築造時期が一致しない個所が多く、｣