CNN.co.jp：アラブ３カ国が駐シリア大使を召還、軍がハマ撤収の情報も

（ＣＮＮ） 反政府デモに対する武力弾圧激化が伝えられるシリアに対し、サウジアラビアに続いてクウェートとバーレーンが８日、対応を協議するため駐シリア大使を召還したことを明らかにした。 人権団体などによれば、治安部隊による弾圧は８日も続き、南部のダルアでは治安部隊が葬列に発砲して３人が死亡。北東部のデリゾールでは７日から始まった軍の進攻で少なくとも６５人が死亡したと伝えられている。 一方、国営シリア・アラブ通信（ＳＡＮＡ）は、軍が北西部のハマで「市民を守る作戦」を終え、８日に撤収を開始したと伝えた。人権団体は、ハマでは戦車が砲撃を繰り返すなど治安部隊が大規模な軍事作戦を展開して多数が死傷し、人道上の危機が懸念される状況だと伝えていた。 シリアは外国メディアの入国を制限しているため、ＣＮＮでは死者の数や現地の状況などを確認できていない。 米国務省報道官のトナー氏は同日、「アサド大統領の友人が減り