生薬栽培、営農に効能 広がる北海道内生産、農家所得増に期待－北海道新聞[農林水産]

生薬栽培、営農に効能 広がる北海道内生産、農家所得増に期待 （01/12 07:00） 漢方薬の原料となる薬用作物（生薬）の栽培が道内で拡大している。高齢化などで漢方薬市場が成長する半面、原料の８割を占める中国産生薬が高騰するなどの影響で、国産生薬の需要が高まりつつあるためだ。漢方薬大手ツムラ（東京）が道内栽培を進めたり、農家の収入安定につなげようと自治体などが試験栽培に乗り出している。国も栽培費用を補助する事業を本年度から始め、こうした動きを後押ししている。 函館市は２０１３年度から、冷え性や貧血などに効能がある漢方薬の原料・トウキの試験栽培を始めた。函館市亀田農協に委託し、本年度は５千平方メートルを作付け、昨年１１月初旬に収穫を迎えた。 国内の生薬は大半が医薬品メーカーと農家の契約栽培だ。農家にとって、輪作体系を維持できる上、安定収入が見込める。函館市農務課は「実績を重ね、契約栽培に移

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　漢方薬の原料となる薬用作物（生薬）の栽培が道内で拡大している。高齢化などで漢方薬市場が成長する半面、原料の８割を占める中国産生薬が高騰するなどの影響で、国産生薬の需要が高まりつつあるためだ。漢方薬大