河北新報ニュース 車載用電池、トーキンと連携 日産自動車ＣＯＯに聞く

＜しが・としゆき＞大阪府立大卒。１９７６年入社。常務を経て２００５年４月から最高執行責任者、同年６月から代表取締役兼務。日本自動車工業会副会長も務める。和歌山市出身。５４歳。 日産自動車の志賀俊之最高執行責任者（ＣＯＯ）はこのほど、販売店視察のため仙台市を訪れ、河北新報社のインタビューに応じた。将来の環境対応車の主力とみる電気自動車は、ＮＥＣトーキンが開発・製造に参加するリチウムイオン電池で「市場をリードしたい」と強調。トヨタグループの東北進出に関しては「東北に部品メーカーも出てくれば、日産も東北からの部品調達が増えるだろう」との見通しを示した。 ―トヨタが販売計画を下方修正するなど、北米を中心に自動車販売が低迷している。いわき市にある日産のエンジン工場の生産動向は。 「昨年から国内は増産態勢だ。今年は前年比１１万台増の１３８万台に増産する。北米市場は新型車の投入効果で、厳しい中でも販