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小さい頃から昆虫が好きで、小学生時代はいっぱしの科学少年を気取っていたから、本と言えば図鑑の類し... 小さい頃から昆虫が好きで、小学生時代はいっぱしの科学少年を気取っていたから、本と言えば図鑑の類しか見向きもしなかった。小説やら物語やらは、女の子の読むものと決めてかかり、はなからバカにして読もうとはしなかった。 中学に入って、生物部に所属し、先輩の昆虫の標本箱を見て、往年の昆虫好きに火がついた。それから約二年間、頭の中はほとんど昆虫のことでいっぱいだった。それでも少しずつ本を読むようになってはいたが、小説となるといったい何を読んでいいのか皆目見当がつかなかった。今と違って、「小説を読むと不良になる」というようなことが言われていた時代だったから、へたに恋愛小説など読んで、不良になったら大変だなどと、ほとんど本気で考えていたふしがある。 中学三年か高校一年か、どちらであったか定かでないが、とにかく国語の時間に、担当の井上健三先生が、「君たち、こんな本があるけど、読んでみたらどうだい?」というよ