東浩紀「小松左京と未来の問題１」（1/4）｜Science Fiction｜Webミステリーズ！

〈ミステリーズ！〉に連載中の、東浩紀氏の「セカイから、もっと近くに！――ＳＦ／文学論」最終章として、vol.38（2009年12月号）より開始された小松左京論を、ウェブ上に転載いたしました。なお、このページ上で太字となっている箇所は、紙の誌面上での傍点を示します。（編集部） 宇野常寛によるセカイ系批判への応答に始まり、新井素子、法月綸太郎、押井守と三人の作家について論じてきたこの評論も、ついに最後の作家を迎えた。ここで取り組みたいのは、日本ＳＦを代表する巨人、小松左京である。 小松についてセカイ系の観点から語る。この枠組みが奇妙なものに見えることは理解している。というのも彼の小説は一般には、セカイ系の想像力と対照的なものだと見なされているからである。そしてそれはそれで正しい。 小松は社会派ＳＦを多数書いたことで知られる。他方でいままで見てきたとおり、セカイ系の特徴は社会の審級が壊れて

[medihen]

『果しなき流れの果に』『日本沈没』『虚無回廊』における小松左京の女性観。

[deadcatbounce]

うーむ

[yohyouyohyou]

小松のセカイ系ぽさを想起するものに途中までｷﾞﾘｷﾞﾘさせるのがにくたらしい

[SasakiTakahiro]

小松ＳＦの、そして日本ＳＦの起源には廃墟がある。裏返せば、日本ＳＦは、その廃墟の空白を埋めるためにこそ一九六〇年代に華開くことになる。

[medicineman]

うーむ

[lotus3000]

こういうのはうまいのになあ。

[indow]

「国家の審級がなく、日常の描写と世界の終わりのどちらかしか描かれず、そして「きみとぼく」の愛が奇蹟を起こして世界を救う……1973年の社会派SFは、2006年にはセカイ系SFとしてみごとに換骨奪胎されてしまった」

[NATSU2007]

"いまの読者や観客は、ＳＦが国家や日本について語ることそのものに必然性を覚えない" 日本の政治家が目先の問題より、遠い未来や子孫の為に行動する物語なんて"セカイ系"より酷い嘘を読まされてる気分になるからね。

[aegis09]

なんでもセカイ系って言えばのかよ／「斯くあるべき」という理想像を語ってもいいんじゃないのか？

[okagesama4747]

東浩紀 小松左京

[massunnk]

面白い。続きが楽しみ。

[yoshikogahaku]

小松左京が面白かったの思い出した。時々えっちでドキドキしたんだなw

[otokinoki]

東浩紀が小松左京を語る

[triggerhappysundaymorning]

「セカイ系」ってよく判ってなかったんだけど,昔筒井康隆が「『先生』をカタカナで『センセイ』と書かれた場合それは馬鹿にされている」って言ってたのに似てある意味対象を馬鹿にした物言いなんだなと理解した.