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芥川賞と直木賞150回の歴史 NHKニュース
芥川賞と直木賞は、作家で実業家の菊池寛が、若くして亡くなった親友の芥川龍之介と直木三十五の2人を... 芥川賞と直木賞は、作家で実業家の菊池寛が、若くして亡くなった親友の芥川龍之介と直木三十五の2人をしのんで昭和10年に創設した日本で最も長い歴史をもつ文学賞です。 毎年1月と7月の2回、発表され、今回、150回の節目を迎えました。 公益財団法人の日本文学振興会が主催していて、芥川賞は純文学を対象に、主に無名もしくは新人の作家に贈られ、直木賞は大衆文芸作品を対象に、無名・新進・中堅の作家に贈られることになっています。 このうち芥川賞は、前回・149回までに154人の作家に贈られました。 第1回の受賞作は社会派の作家として知られる石川達三さんの「蒼氓」でした。 戦後では、昭和31年の第34回で、「太陽族」ということばを生んで、社会現象にもなった石原慎太郎さんの「太陽の季節」が受賞したほか、昭和33年の第39回では、大江健三郎さんの「飼育」が受賞し、鋭い感覚で時代を切り取った話題作が次々に登場し、