函館の市場で豊漁と商売繁盛祈願 - NHK 北海道 NEWS WEB

函館市の水産物の卸売市場で５日朝、初競りが行われ、関係者がことしの豊漁と商売繁盛を祈願しました。 市場には卸売業者などおよそ３００人が集まり、競りに先立って函館市の片岡格副市長があいさつしました。 この中で、片岡副市長は、「去年はスルメイカ漁が低調でイカの町・函館のさまざまな業界に影響を及ぼしている。ことしはよい年になることを願っています」と述べ、全員で手締めをしてことしの豊漁と商売繁盛を祈願しました。 函館のスルメイカ漁の漁期は今月までですが、漁場のイカはさらに減り、いまはほとんど漁が行われていないということで、初競りではマダラやカレイなどおよそ２０トンが取り引きされました。 卸売業者の１人は「函館にとって、イカは、地元の食だけでなく観光や加工業などにもつながっているので影響が大きい。ことしは多くのイカ釣り船が函館の漁場に集まるような豊漁の年になってほしい」と話していました。