廃炉が決まった原発の建て替え(リプレース)について、経済産業省が5日に示した目標案には、2040年代までに最大5基と、東京電力福島第1原発事故後で初めて具体的な数値目標が盛り込まれた。 だが、原発の建て替えには課題が山積している。ある電力会社の関係者は、経済産業省が示した目標案にこう漏らした。「現実的にはハードルが高く、なかなか難しい」 政府の計画では、40年度の電源構成で原発が占める割合は2割。だが、24年度の原発比率は9・4%にとどまる。 計画の達成には「約30基の原発の稼働が必要」(業界関係者)とされる。現在までに、地元自治体の同意を得て再稼働したのは、9原発の15基にとどまっている。 膨大な建設費、時間も足かせに 再稼働がなかなか進まない中、新増設に踏み切れる電力会社は…