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おみそ汁
f1.hatenablog.jp
英国がEUから離脱すると、F1にどんな影響があるのか? 2016年6月23日、英国で国民投票が実施された。首相のデイヴィッド・キャメロン率いる政府は、EU(ヨーロッパ連合)に残留すべきか否かの二択を国民に問うた。その結果、おおかたの予想を(ブックメーカーの予想も)裏切る「EUから離脱すべき」が過半数を占め、これから英国政府はEU離脱に向けての手続きを開始すると見られている。 当ブログの関心事としては、この決定がフォーミュラ1というスポーツにどのような影響を及ぼすのかだ。この件に関してのESPNの記事によると(Brexit makes no difference to F1, good for the UK - Bernie Ecclestone / エクレストン、イギリスのEU離脱はF1に影響なし | Formula 1 | F1ニュース | ESPN F1)、バーニー・エクレストンは「賛
コース上で何らかの事故が起きた際、セーフティーカー(SC)は導入しないが、実質上SCが導入されたのと同じだけのスローダウンを各車に義務づける新ルールが、ヴァーチャルセーフティーカー(VSC)である。 ヴァーチャル(Virtual)というと、日本語ではまず「ヴァーチャル・リアリティ」に代表される「仮の」というコンピュータ用語としての意味が連想されると思われる。しかしVSCの場合は、より一般的な意味として「事実上の」という訳語が当てられるだろう。VSCとは、実際にはSCをコース上に入れないのだが、「事実上、SC」を入れたとの同じだけの効果が得られる新ルールということになる。 ではなぜ、今そのようなルールが導入されたのだろうか。そしてどういった経緯で導入に至ったのか。以下、当記事では若干の解説をしておきたい。 このVSCという新ルールは、日本GPのジュール・ビアンキの事故を教訓として考案された。
いつのまにかマクラーレンは「F1界のマンチェスター・ユナイテッド」になったらしい。少なくともロン・デニスはそう信じているようだ。 (CC) McLaren MP4/5B by nhayashida, on Flickr この考えはデニスのマクラーレン・ホンダに関するインタビューのなかで発言されているのだが、日本ではニュースの見出しになることもなくスルーされている。しかしこの「マンチェスター・ユナイテッド」発言は、デニスが自分のチームをどのように考えているのか、これからのマクラーレン・ホンダを考えるうえで大きなヒントになっていると思われるので、F1ワッチで取り上げたい。 この発言は、「タイトルスポンサーは過去の概念」という記事で、日本語でも配信されている(マクラーレン「タイトルスポンサーは過去の概念」 (オートスポーツweb) - Yahoo!ニュース)。*1 「マンチェスター・ユナイテッド
2015年シーズン、各社は凍結されていたF1エンジンを開発しながら戦うことができる……ただし、ホンダ以外のメーカーは、という条件つきである。 本件、既に翻訳ニュースも出回っており(Hondaの2015年中の開発は認められず? | ESPN F1)、日本語では「早くもジャパンいじめか」との声もTwitterで散見される。 しかし、ホンダ=日本だと考えるのは早計である。ホンダはマクラーレンとジョイントしており、かつアロンソとバトンという二名の「ヨーロッパ人」を載せている。政治的な利害関係は複雑だ。そこで本記事では改めてFIAがホンダを除外する意図と、その決定を覆す可能性を整理してみたい。 FIAの意図は「公平さ」を守ること 今回、2015年シーズン中のエンジン開発が許可されたのは、何か特別な決定が新しくなされたからではない。既に書かれて発効しているレギュレーションを厳密にチェックした結果、ルー
結局、ケータハムで何が起きているのだろうか。 どうやらポイントは二つのようだ。まず、(1) F1に出走する権利を誰が有しているのか。そして (2) F1に出走するために必要な施設と機材を誰が有しているのか、である。この二つの点が食い違っていることが、今回のケータハムのゴタゴタをわかりにくくしていると思われる。 ジャーナリストのジョー・サワードが解説記事を書いているが(Explaining the mess at Caterham | joeblogsf1)、その解説記事がとても難解なので、直訳してもほとんどの読者には理解が難しい。そこでF1ワッチでは、他のニュース記事も参考ししながら、サワードの記事をふまえつつ、さまざまな注釈を入れながら解読していきたい。 (1) F1に出走する権利を誰が有しているのか 最新のニュースでは、ケータハムが「撤退」をほのめかす公式リリースをおこない、元オーナー
F1日本GPがまもなく開催される鈴鹿市で、おもしろい取り組みがおこなわれている。辻野ヒロシさんを講師に招いて「F1出前授業」が開催されたというのだ。 鈴鹿市の小学生、うらやましいぞ。動画と解説は以下に。 鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会に、この出前授業の記事があがっている(鈴鹿市立明生小学校でF1出前授業を行いました! | 鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会)。その記事によると、「『女子限定! F1ドライバー イケメンコンテスト』といった脱線も」など、YouTubeに公開されていない部分でも楽しい催しだったようだ。 この小学校はウィリアムズと交流しているようだが、他の記事によると(鈴鹿市立鼓ヶ浦小学校でF1出前授業を行いました! | 鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会)、別の小学校はレッドブルとフォースインディア……など、小学校ごとに交流チームが定められていることがわかる。
フジテレビのF1中継は、何の説明もなく一般的ではない用語を乱発することに定評があるが、おそらく近年では「アンダーカット」がその代表例だろう(最近では「リフト・アンド・コーストとは? - F1ワッチ (f1watch)」が挙げられる)。 この「アンダーカット」という用語がわかりにくいのは、2010年から2011年にかけて世界的にF1シーンでの使用方法が大きく変化したからかもしれない。つまり、その時期を境に、まったく別の意味で使われるようになったのである。 まずは、現在から。 2014年現在、アンダーカットという用語は、F1においてはピット戦略(タイヤ交換のタイミング)を指摘する用語として用いられている。いくつかのグランプリのタイトルスポンサーも務めるUBSが「アンダーカットの秘密」として、説明の記事を出しているのがわかりやすいので紹介しよう。(The secret of undercut a
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