記者会見する政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(右から2人目)ら専門家有志=東京都千代田区の日本記者クラブで2022年8月2日午後6時26分、前田梨里子撮影 政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の尾身茂会長ら専門家有志が2日、記者会見し、急拡大する感染「第7波」への対応と、中長期的に対策を緩和する提言を公表した。感染者の全数把握に代わる仕組みを早急に構築し、若年者の受診を必須としないことで医療保健体制の逼迫(ひっぱく)の解消を目指すことを盛り込んだ。 「感染が今までにないスピード。このまま放っておくと、医療の逼迫がさらに深刻化する」。尾身氏は2日の記者会見で、感染拡大への危機感を募らせた。