鈴木俊一財務相は21日の閣議後会見で、日本円がなぜ投機筋に狙われるのかとの質問に「今は市場を介して投機筋と厳しく対峙をしている状況にある」と述べた。写真は、2022年9月22日に財務省内で会見する鈴木氏。(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 21日 ロイター] - 鈴木俊一財務相は21日の閣議後会見で、日本円がなぜ投機筋に狙われるのかとの質問に「今は市場を介して投機筋と厳しく対峙をしている状況にある」との認識を示し、「(質問に)こたえるのは適切ではない」と語った。 英国のトラス首相が看板政策に掲げた大型減税が市場の混乱を招き、辞任に追い込まれたことを念頭に置いた発言。日本の財政状況を巡って「ここにきて大きく変わって、いまの円安に結びついているわけではない」との考えも述べた。