キヤノンは2012年7月23日、同社初となるミラーレス一眼「EOS M」を発表した。ターゲットがカメラ女子であることは明らかだが、ミラーレス市場へのステップアップにとどまらない戦略が垣間見える。 キヤノンは2012年7月23日、同社初となるミラーレス一眼「EOS M」の発表会を開催した。新製品の概要は「キヤノンが初のミラーレス一眼『EOS M』発表、画質や機能は最新Kissと同等」で速報しているので、そちらを参照してほしい。本記事では、発表会で明かされた販売戦略を基に、キヤノンがEOS Mの投入で何を狙っているのかをまとめてみた。 【詳細画像または表】 ミラーレス一眼の理想は「高画質」「小型軽量」「EFレンズとの互換性」 キヤノンマーケティングジャパンの川崎正己社長は、「デジタルカメラが幅広い層に普及するにつれ、より高性能なレンズ交換式デジタル一眼へのステップアップ需要は確実に増して