テレビの歌番組を見ていたら、名前も聞いたことがない演歌歌手が「哀しみのニューヨーク」という歌を歌っていました。 どんな歌かというと、君のことが忘れられない、今でも愛している、摩天楼の下でもう一度会いたい、といった感じの離婚した夫からのロミオメールみたいな内容で、最後に「♪哀しみのニューヨーク」なのです。 いや、ちょっと落ち着きましょう。なぜ、どうして、どういう経緯でニューヨークなのでしょうか。例のウイルスのこともありますし、そんなに簡単にニューヨークに行ける時代ではありません。もうすぐオリンピックということで、海外からたくさんの人たちがどんどん日本に来ていますが、それはオリンピック関係者ということですし、きちんと検査もされたうえで来日されているのですからそれはそれとして、歌の舞台がニューヨークである必然性が全くないのです。 別に、エリートビジネスマンでニューヨークにやたら出張に来ていたとい