ブックマーク / xtech.nikkei.com (20)

  • 楽天、分散キー・バリュー型データストア「ROMA」のソースコードを公開

    写真1●楽天テクノロジーカンファレンスでソースコード公開を発表するROMAの開発者 西澤無我氏(左)と、Rubyの開発者で楽天技術研究所フェローのまつもとゆきひろ氏(右) 楽天は2009年10月24日、同社が独自開発した分散キー・バリュー型データストア「ROMA」をオープンソース・ソフトウエアとして公開した。ROMAはスケールアウトが容易で、耐障害性の高いデータストア。「楽天市場」と「楽天トラベル」で、ユーザーによる閲覧履歴の保存にROMAを使用している。同日に開催した「楽天テクノロジーカンファレンス」に合わせて、「github」でソースコードを公開した。 ROMAは、楽天技術研究所フェローのまつもとゆきひろ氏(プログラミング言語「Ruby」の開発者)と協力して、2007年から開発してきた分散キー・バリュー型データストアである(写真1)。Rubyを使った大規模システムを実現するための分散処

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    etale 2009/10/29
  • ソースコードから見るグーグル気質、規律を持つ気さくな開発者集団

    グーグルはWebブラウザ「Google Chrome」など100種類を超えるオープンソースプロジェクトを社外に公開している。「Google Code」という開発者向けWebサイトでは、ソースコードだけでなく、グーグル社員同士のやり取りや仕事の進め方まで公開されている。そこから垣間見えるグーグル気質を分析する。(日経コンピュータ) グーグルのことを、「『世界中の情報を整理する』という大きな野心に向けて突き進むエリート集団」と思っている読者も多いだろう。そのような会社のプログラマであれば、書いたソースコードも厳しい規律に従う秩序だったものに違いない、と思うのが自然だ。 確かに、グーグルの開発スタイルの厳格さはよく知られている。例えば、グーグル法人の鵜飼文敏氏が行った講演を見ると、同社は、デザインドキュメント(コーディングの前に設計情報を文書化するプロセス)、コードレビュー(他のチームメンバ

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    etale 2009/10/20
  • グーグルは“異形”のメーカー。ここが違う10個のポイント

    グーグルは世界有数のハードウエアメーカーであり、ソフトウエアメーカーである。1990年代末に他に先駆けて「情報爆発」に直面し、いち早くそれに対応したグーグルのコンピュータは、従来のコンピューティングと比較すると常識外れにすら見える進化を遂げた。グーグルコンピューティングの特異さを10個紹介しよう。 (1)自前主義 グーグルは売上高を見ると「広告会社」だが、その実態は7000人を超えるエンジニアを抱える世界有数のメーカーである。しかもそのコンピューティングのあり方は、従来型のそれと大きく異なる(図1)。グーグルが“異形”のメーカーなのは、同社がハードもソフトも自前主義を貫いているからだ。 使用するサーバーはすべて自社開発だ。一部報道では、グーグルは台数ベースで米デルや米ヒューレット・パッカード(HP)に次ぐ「世界第3位」のサーバーメーカーだという。 サーバーだけではない。2007年、大手ネッ

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    etale 2009/10/20
  • オバマ大統領も満足したGoogle App Engineのスケーラビリティ

    もしあなたが,「オバマ大統領のために,米国民が誰でも質問を投稿できるWebサイトをすぐに立ち上げてほしい」と頼まれたら,どのような見積もりを作成するでしょうか。機能数は少なくていいのですが,ピーク時には全米から毎秒700件ものDBアクセスが集中し,かつ,サーバー障害に対応する冗長性も必要です。 おそらく大手のSIerであれば,ミッドレンジのUNIXサーバーをクラスタリング構成してOracle RACを載せるでしょう。納期は半年,金額は数億円というところでしょうか。腕に自信のある中堅SIerなら,memcached(分散キャッシュ)やMySQLのレプリケーション機能を組み合わせてクラスタリング構成を組み,納期は3カ月,金額は数千万円といった見積もりを出すかもしれませんね。 筆者なら,納期は1カ月,金額は200万~300万円の見積もりを作成します。なぜなら,米Googleのクラウド・サービス「

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    etale 2009/07/25
  • memcachedを超える成果も、Interopで若手技術者がクラウドを支える技術を競う

    「日でゼロからクラウドを生み出すムーブメントを作り出したい」(実行委員長 門林雄基氏)---“クラウドを支える技術”の開発力を競う「クラウドコンピューティングコンペティション」が2009年6月11日、Interop 2009の会場で開催された(写真1)。企業や大学・大学院の研究者、そして高校生を含む若手エンジニアが、新しいアイディアと技術力で作り上げたクラウドコンピューティングの基盤ソフトウエアを披露した。 クラウドコンピューティングコンペティションは、奈良先端科学技術大学院大学の門林雄基准教授らの呼びかけで実現したイベント。若手のエンジニアがP2P(ピア・ツー・ピア)技術や分散データ処理技術といったクラウドコンピューティングの基盤技術を開発し、その成果を競う。検証環境として、情報通信研究機構(NICT)が運用するクラスタ環境「StarBED」のコンピュータを最大1000台まで使用可能で

    memcachedを超える成果も、Interopで若手技術者がクラウドを支える技術を競う
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    etale 2009/06/22
  • クラウド時代の到来で、コンピュータサイエンスは「終わった」

    クラウド時代の到来で、コンピュータサイエンスは「終わった」 国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 教授 佐藤 一郎氏 「コンピュータサイエンスは終わった」。こう広言するコンピュータサイエンスの研究者がいる。国立情報学研究所(NII)の佐藤一郎教授だ。目ぼしい進展が見られない上、有望視されるクラウドコンピューティングの研究はクラウドを「持てる者」でないと困難だからだ。一方で、コンピュータサイエンスの研究成果は様々な分野に応用できると佐藤氏は主張する。(聞き手は、中田 敦=日経コンピュータ) 2008年後半から「コンピュータサイエンスは終わった」と明言しているそうですね。 コンピュータサイエンスが危機に陥っている証拠には事欠きません。バイオサイエンス(生命科学)と比べると、その差は歴然としています。バイオ分野では新しい実験装置や知見、医療技術、薬品が次々と登場しています。ところがコンピュ

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    etale 2009/06/14
  • グーグルの企業向けクラウドが日本で本格化、NTTやNECは焦らなくてよいのか

    グーグルのGmail有償版をJTBが全面導入するそうだ。このニュースは、日郵政グループがSalesforceを導入したのと同じ意味を持つだろう。つまり日のユーザー企業の心理的バリアが外れ、多くの企業が導入の検討を始めるってこと。実際、私の知る限りでも導入に動く大手企業はいくつかある。クラウド・コンピューティングへ向けて歯車がまた一つ回り始めた。 言うまでもないことだが、Gmail有償版というのは電子メールだけの話ではない。メールに加えて、スケジュール管理や文書作成・共有ツール、IP電話、企業内ポータルなどを提供する。無償のGmailを使っている人なら、その一端に触れているので分かると思うが、これはメッセージング・システムであり、コラボレーション・システム、もっとベタに言えばグループウエアである。 ただ白状すれば、グーグルが今春、日で富士ソフトと組んで販売を始めた時には、私は「はたして

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    etale 2008/11/30
  • 「クラウドの利点は革新の速度と経済性」、グーグルの企業向け事業責任者が強調

    グーグルは2008年11月12日、エンタープライズ分野向けサービスのイベントを開催した。米社で同事業を統括するデイブ・ジロード エンタープライズ部門担当社長(写真1)は、「クラウドコンピューティングには従来の情報システムにない数多くの利点がある」とアピール。聴衆であるIT企業やユーザー企業の担当者に「グーグルの雲」に乗るよう呼びかけた。 ジロード社長がクラウドコンピューティングの利点として挙げたのは、機能追加や改良の「スピード」、大規模インフラを活用した「経済性」だ。同社の企業向けサービス「Google Apps」は、今年に入って53回の機能追加を実施した(写真2)。「従来の企業向けソフトは新版が出るまでに1年や2年といった時間がかかる。クラウドならユーザーは1カ月単位で新機能を利用可能になる。バージョンアップ作業も不要だ」(同)。 経済性については、大規模データセンターを基盤にした「規

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    etale 2008/11/13
  • 「マルチ・クラウド」という選択肢

    「天下の大勢,合一して久しくなれば必ず分かれ,分かれて久しくなれば必ず合一する」---14世紀の作家である羅貫中は「三国志演義」の中で,「集中と分散の繰り返し」が歴史の理(ことわり)と指摘した。IT業界でも今,新しい集中の動きが起きている。ご存じの通り,クラウド・コンピューティングである。 米国では,クラウド・コンピューティングを「コンピューティングの集中化の動き」と捉える見方が主流的である。代表的な論客が,2003年に「IT doesn't Matter」という論文を発表して話題になった評論家のNicholas Carr氏である。 Carr氏は2008年1月に出版した「The Big Switch: Rewiring the World, From Edison to Google」という著書で,「コンピュータは発電機と同じ。発電機がそうであったように,コンピュータもGoogleのような

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    etale 2008/10/14
  • そのソフト,売る?売らない?

    Googleの凄さは,Failure-oblivious computing(エラー忘却型コンピューティング)のような新しい概念を,世界で初めて大規模に取り入れていることだと思います」--そう語るのは,楽天技術研究所の森正弥所長。4月に始めたクラウド・コンピューティングの取材も,随分と遠いところまで来たな--と筆者は思わずにはいられなかった。 エラー忘却型コンピューティング(failure-oblivious computing)とは,米Massachusetts Institute of Technology(MIT)のMartin Rinard氏らが提唱した概念(Rinard氏らの論文)。メモリーに何らかのエラーが発生したとしても,プログラムの処理を停止するのではなく,エラーを無視して処理を継続するという考え方だ。楽天技術研究所の森氏は,こう例えながら説明する。 データをキーと値(V

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    etale 2008/09/09
  • 日本IBMがクラウド・コンピューティング・センターを開設

    IBMは2008年8月1日,同社晴海事業所内にクラウド・コンピューティング環境を提供するための施設「IBM クラウド・コンピューティング・センター@Japan」を開設した(写真1,写真2)。「すでに稼働しているクラウド・コンピューティングの施設としては,国内で始めてのものではないか」(同社担当者)という。 写真1●左から順に,米IBM IBMソフトウエア・グループ ハイ・パフォーマンス・オンデマンド・ソリューションズ担当のウィリー・チゥ バイス・プレジデント,日IBM ソフトウェア開発研究所の岩野和生執行役員,新日鉄ソリューションズ システム研究開発センター所長の宮辺 裕氏

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    etale 2008/08/06
  • 実録:クラウド・コンピューティング特集記事ができるまで

    筆者は現在,71日間に及ぶ米国取材の成果を「クラウド・コンピューティング特集」としてITproに掲載すべく,悪戦苦闘している。来であればこの「記者の眼」は,その特集記事の紹介に当てるつもりだった。ところが無情にも特集が完成する前に締め切りが来た。そこで今回は,記者が米国で何を見て,これから何を書こうとしているのか,実録風に紹介させて頂きたい。 2008年3月:出張準備 筆者は今回,4月6日から6月15日まで,米国サンフランシスコを中心に,米国IT事情に関する現地取材を敢行した。長期出張のきっかけとなったのは,2008年1月末に起きた,米Microsoftによる米Yahoo!への買収提案だった。 「MicrosoftYahoo!を買収しようとしている」という噂は前々からあったが,なぜMicrosoftがこれほど必死になっているのか,われわれはその真意を掴みかねていた。その理由を肌で感じる

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    etale 2008/07/11
  • Microsoftが自社の「クラウド」を説明,ラックから「コンテナ」に移行

    写真1●MicrosoftのCorporate Vice PresidentであるDebra Chrapaty氏 [画像のクリックで拡大表示] 「ラックのコストが過大になってきたので,サーバーを『コンテナ』に格納することを考えている。すでに(同社が世界最大規模という)米国シカゴのデータセンターで,コンテナを採用した」--米Microsoftは2008年5月1日(米国時間),ラスベガスで開催中の「Microsoft Management Summit 2008」で,同社のデータセンターに関して詳細を明らかにした。 講演を行ったのは,同社のCorporate Vice PresidentであるDebra Chrapaty氏(写真1)。Chrapaty氏は「Windows Live」や「MSN」を運用する「Global Foundation Services」部門を統括している。講演は「The

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    etale 2008/07/11
  • 第4回:コンピュータが変わる

    「21世紀の発電所」に並ぶのは、タービンではなく大量のサーバーだ。数十万台のコンピュータが集積する巨大データセンターは、インターネットという「送電線」を通じてあらゆる機器に処理能力を配分する。ビル・ゲイツ氏がITの主役に押し上げたパソコンは選択肢の一つにすぎなくなる。 1999年創業の新興サーバーメーカー、米ラッカブル・システムズ。5月下旬、米サンフランシスコから車で1時間ほど走って同社を訪問すると、出荷作業の真っ最中だった。 大型トレーラーの荷台に長さ12m、幅2.4m、高さ3mほどのコンテナが積まれる。ここまではごく普通の風景。 だがコンテナの扉を開けてもサーバーを収めた段ボール箱は見あたらない。代わりに記者の目には、壁面に沿って整然と並ぶコンピュータラックが飛び込んできた(図11)。 そう。このコンテナは運搬用ではなく、サーバーのきょう体の一部。ラッカブルは工場出荷時にサーバーをコン

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    etale 2008/07/11
  • 【TechEd 2008】いわばMS版「memcached」,分散メモリー・キャッシュ技術「Velocity」を公開

    TechEd 2008】いわばMS版「memcached」,分散メモリー・キャッシュ技術「Velocity」を公開 米Microsoftは米国時間6月3日,開催中の「TechEd 2008 Developers」で分散メモリー・キャッシュ技術「Velocity(開発コード名)」を公開した。複数のサーバー(ノード)にまたがるアプリケーション用のキャッシュ・メモリーを構成する技術で,分散アプリケーションのパフォーマンス向上などが期待できる。 Microsoftでは,Velocityが構成するキャッシュ・メモリーを「Unified Cache View」と呼ぶ。ノードやユーザーからは,複数のノードにまたがって構成された巨大なキャッシュ・メモリーとして扱えるためだ。MicrosoftのDeveloper Tools Marketing担当DirectorであるDave Mendlen氏は「Vel

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    etale 2008/06/08
  • 【TechEd 2008】「ISVにもMicrosoftのクラウドを使って貰いたい」と担当者

    MicrosoftのConnected Systems DivisionでProduct Management担当Directorを務めるSteven Martin氏 「ユーザー企業だけでなく,ISV(独立系ソフトウエア・ベンダー)にも,Microsoftのクラウド・コンピューティングを提供したい。既に500万人いる.NET開発者に,オンプレミス(据え置き型)でもクラウドでも両方で通用する開発手法を提供するのがMicrosoftの使命だ」--。米MicrosoftのConnected Systems DivisionでProduct Management担当Directorを務めるSteven Martin氏(写真)は,米国オーランドで開催中の「TechEd Developers 2008」でこう語る。 Martin氏は,Microsoftが今後提供するクラウド・コンピューティングに関し

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    etale 2008/06/08
  • 【TechEd 2008】分散メモリー・キャッシュ技術「Velocity」は2009年上期のリリース予定

    Microsoftは2009年上期にも,分散メモリー・キャッシュ技術「Velocity(開発コード名)」をリリースする予定だ。6月6日まで米国オーランドで開催した「TechEd Developers 2008」で明らかにした。同社のDistinguished EngineerであるAnil Nori氏は「Velocityは同時期にリリースされる『SQL Server Data Services』でも基盤となる技術だ」と語る(関連記事:いわばMS版「memcached」,分散メモリー・キャッシュ技術「Velocity」を公開)。 Velocityは,数十~数千台からなるサーバー(ノード)群にまたがるアプリケーション用のキャッシュ・メモリーを構成する技術。アプリケーション・サーバー(MicrosoftのIISはWebサーバー兼アプリケーション・サーバーである)とデータベース・サーバーの間にキ

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    etale 2008/06/08
  • 「あなたのビジネスをクラウドへ」,SalesforceとGoogleがMS/IBMに宣戦布告

    写真1●Salesforceの会長兼CEOであるMarc Benioff氏(左)と,Googleの会長兼CEOであるEric Schmidt氏(右) [画像のクリックで拡大表示] 米Salesforce.comと米Googleは米国時間2008年4月14日,企業向けアプリケーション分野で提携し,Salesforceが提供するWebベースのCRMアプリケーションからGoogleのメールやカレンダー,Officeアプリケーションなどを利用可能にすると発表した。Salesforceの会長兼CEOであるMarc Benioff氏はサンフランシスコで開いた記者会見で「SalesforceGoogleが次世代エンタープライズ・アプリケーション基盤を作る」と宣言した。 この記者会見には,Salesforceの会長兼CEOであるBenioff氏に加えて,Googleの会長兼CEOであるEric Schm

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    etale 2008/04/15
  • 漏えい被害を限定的に抑制――オーストリアの国民ID番号

    文:前田 陽二=次世代電子商取引推進協議会(ECOM)主席研究員 5000万件もの年金記録が宙に浮いてしまった社会保険庁の「年金記録問題」を契機に、「1億人以上の日国民に関する各種記録を、より効率的に(使いやすく、低いコストで)管理する方法の必要性」に対する関心が高まってきた。日の将来を考える上で、市民が信頼し安心して使える効率的なコンピュータ・システムの導入は必須であろう。個人情報保護には十分留意しつつも、導入を前提に検討を進めていく必要があると筆者は考える。特に、技術面だけではなく、運用に関する制度、法律についても活発な議論を行い、検討を進めていく必要がある。 国の基となるこのようなシステムの課題に対しては、日だけではなく多くの国が検討を進めている。既にEUのいくつかの国では、議論の段階を経て実際に国民ID番号を用いたシステムが導入され稼働している。その中で、オーストリアは「セ

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    etale 2008/01/31
  • 矢沢久雄の情報工学“再”入門

    ITエンジニアの皆さんなら,一度は「情報工学」を学んだことがあるかもしれない。しかし,その知識をしっかり身に付けている人は少ないのではないだろうか。連載では,プロフェッショナルの必須知識と言える情報工学の様々な理論について解説していく。 第1回 アルゴリズムと計算量---「計算量理論」を理解し,アルゴリズムを評価する 第2回 形式言語とオートマトン---「文」のルールを知り,機械に解釈させる 第3回 符号化理論---あらゆる情報を数値で扱う「符号化」理論を知る 第4回 ブール代数---論理を「1」と「0」で表す「ブール代数」を理解する 第5回 グラフ理論---要素同士のつながり方を「点」と「辺」で分析する 第6回 オペレーションズ・リサーチ(OR)---数学モデルを駆使して,経営戦略を立案する 第7回 集合論---数学の「集合論」にRDBの正体を見る 第8回 RDBの正規化理論---から

    矢沢久雄の情報工学“再”入門
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    etale 2007/08/09
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