今回のことば 「製品を発売してから約20年を経過して、ようやく本当の創業期がやってきた。これまで、ずっと助走していたような感じ」(サイボウズの青野慶久社長) サイボウズは、2017年度の事業方針を発表。「エコシステムの強化」、「海外事業への積極投資」、「新規事業への取り組み」を重点方針に掲げた。 このなかで、サイボウズの青野 慶久社長が時間を割いて説明したのが、「海外事業への積極投資」である。海外事業は青野社長にとって長年の課題であったが、ようやくその手応えを感じはじめているようだ。 海外事業への確かなKintone導入実績 そのひとつが中国に進出する日系企業700社への導入実績。「当初は上海に拠点を持つ日系企業が対象であったが、深セン、香港、蘇州にも展開し、面展開がはじまっている。先行した大企業向けグループウェアのGaroonで500社、アプリ構築プラットフォームのKintoneが200