三菱自:存続の危機、燃費測定法で91年から不正-対象台数まだ不明 Bloomberg 2016/04/27 (Bloomberg) -- 燃費不正問題に揺れる三菱自動車は、燃費試験で1991年から国内の法規定と異なる方式で測定していたことを明らかにした。2000年代のリコール隠しのはるか以前から不正が継続していたことに対し、三菱自首脳は会社存続の危機と捉えて事態収拾に追われている。 「会社の存続に関わる大きな事案だと思っている」ー。三菱自の相川哲郎社長は26日の会見で会社が置かれている状況について話した。 国内では走行抵抗の測定法に関して91年に「惰行法」と呼ばれる方法が指定されたが、三菱自は当初から米国などで採用されている「高速惰行法」で計測してきたという。2001年には惰行法と高速惰行法を比較試験し、最大2.3%の差を確認した。不正の全貌はまだ把握できておらず対象の車種や台数については