■ワークライフバランス配慮し水戸の若者で試算 茨城労連、最低賃金引き上げ要望 茨城県労働組合総連合(茨城労連)などは29日、水戸市内で1人暮らしの若者が「普通に暮らす」ために必要な「最低生計費」は月額で約25万円とする試算を発表した。ワークライフバランスに配慮した労働時間(月150時間)で時給換算すると、茨城県の最低賃金の約2倍に当たる1600円超とした。茨城労連は「(試算が)最低賃金の引き上げにつながることを望んでいる」としている。 茨城労連によると、最低生計費の試算調査を本県で行うのは初めて。茨城大人文社会科学部の長田華子准教授のゼミナールと共同で行い、静岡県立大短期大学部の中澤秀一准教授が監修した。 2〜5月に生活パターンや持ち物に関するアンケートを行い、1358人から回答を得た。このうち単身世帯の10〜30代の計190人(男性118人、女性72人)のデータをまとめ、同市内で価格調査