リック・アストリーを表示する「Ikee」では実害はなかったが、今回のハッキングツールは知らないうちに情報を盗まれる恐れがあるという。 iPhoneを狙った初のワーム「Ikee」の出現が騒がれる中、今度はiPhoneから情報を盗み出すことができてしまうハッキングツールが見つかった。セキュリティ各社によると、Ikeeが実害を及ぼさないコンセプト実証的なものだったのに対し、今回のツールではユーザーが気付かないうちに情報が盗まれる恐れがあるという。 Mac向けセキュリティソフトを手掛けるIntegoは11月10日のMacセキュリティブログで、、今回見つかったハッキングツール「iPhone/Privacy.A」はIkeeよりもはるかに危険だと指摘。同ツールはIkeeが使ったのと同じiPhoneの脆弱性を突いており、Jailbreak(脱獄、つまりiPhoneのロックを解除して好きなソフトを実行できる