まずは「器」づくり 「成長」とは何かを定義せよと問われたら、あなたはどう定義するでしょう。 私の定義のひとつは「成長とは自分を3方向に伸ばすこと───広げる・高める・深める」です。 自分を3方向に伸ばすことで、自分という「器」が大きくなります。 仕事というのはその取り組みを通して、自分を広げてくれたり、高めてくれたり、深めたりしてくれますから、まさに自分という「器」づくりをする恰好の機会といえます。 そして「器」に何を満たしていくか 私たちは学校に入ってまず、ひらがな・カタカナを覚えます。そして掛け算の九九を暗記します。 そうやって知識や技術といったものを自分に蓄えていきます。 蓄えるとは、自分という「器」を満たしていくことです。 私たちのまわりには「あの人は引き出しが多いね」と言われる人がいます。 直面する状況に合わせて過去の成功法をいろいろ持ち出してきてくれたり、突破の手がかりとなる人