『腕 -駿河城御前試合-』(かいな するがじょうごぜんじあい)は、原作:南條範夫・作画:森秀樹による日本の時代劇漫画。『戦国武将列伝』(リイド社)にて、2011年2月号から2012年12月号にかけて連載された。 それまでにも漫画や映画などで映像化された南條範夫の時代小説『駿河城御前試合』を、劇画作家として多くの時代劇作品を手掛けてきた森秀樹が劇画化した作品である。 基本的な設定は『駿河城御前試合』とほぼ同じであるが、試合の順序が入れ替わっているほか、設定や物語の展開に大小の変更を加えた話(試合)や、原作小説にない森秀樹オリジナルの話(試合)もある。 寛永6年(1629年)9月24日、駿河城内。城主・徳川忠長の御前で、因縁の2人が真剣試合により雌雄を決するべく、対峙していた。盲目の剣士・伊良子清玄、隻腕の剣士・藤木源之助。岩本道場の双竜と謳われた2人が対決するに至った因縁は、6年前に遡る。