[東京 29日 ロイター] 携帯電話向けの通信事業者1社に割り当てる900メガ(メガは100万)ヘルツの周波数帯について、総務省の電波監理審議会は29日、ソフトバンク<9984.T>を割当先に決めたと発表した。 900メガヘルツ帯は建物などの障害物を避けて電波が届きやすく「プラチナバンド」と呼ばれる。プラチナバンドは少ない基地局で効率的に電波が届くほか、通信混雑を緩和できるなどの利点がある。ソフトバンクのほか、NTTドコモ<9437.T>、KDDI<9433.T>、イー・アクセス<9427.T>の4社が利用を申請していた。総務省は各社の加入者数や人口カバー率、移行費用、電波のひっ迫状況などを審査していた。