法に抵触する「傷害致死」か、それとも相撲の稽古の枠内での「しごき」なのか−。大相撲時津風部屋の力士、斉藤俊さん=当時(17)、しこ名・時太山=が6月、稽古中に急死した問題は、捜査中の愛知県警が遺体の組織片の再検査を名古屋大に委託し、捜査は長期化の見通しとなった。県警は「これはもはや稽古ではない。刑事責任を問うべき」と当時の親方ら部屋関係者の立件を目指すが、捜査は容易でない。刑事責任を追及するうえでの、この問題の特殊性とは−?(加藤達也) ■再び遺体組織検査……この時期になぜ? 「前例がなく、立証が難しい事件だが、公判に耐え得る捜査をしたい」 事件から5カ月以上経って改めて遺体組織の検査に踏み切った理由を、警察幹部はこう打ち明けた。 斉藤さんは6月26日、ぶつかりげいこの直後に土俵で倒れ、時津風部屋が巡業時の宿舎として借りていた寺院に運ばれた。 現場を所管する愛知県警の犬山署員は医師の立ち会
大相撲時津風部屋の力士が稽古という名の暴行を受けた後、急死した問題を、番組は連日のように報道している。今日などは、亀田会見が1時間以上を占め、残りのネタは、高橋克典主演の新連続ドラマの宣伝と、この問題の2つしかなかった。 この力の入れようは(亀田問題とは逆に)評価したいのだが、しかし、残念なことに新味に乏しい。番組の視聴率が心配だ。 今日のポイントは2点あった。主に警察問題である。愛知県警が、外傷のある遺体を見ながら解剖を行わず、死因を病死としていたのはなぜか。元警官のジャーナリスト、黒木昭雄は「管轄内に相撲部屋があると、千秋楽の打ち上げに出たりする」と、一種の癒着関係があり、手心を加えたのではないかと推測する。 関係者が逮捕されないのも不思議だ。あの慎重な大沢孝征弁護士でさえ、逮捕が必要だと言っているのに……。大谷昭宏は「(愛知県警は)ビシッと捜査をやれば、遅すぎたと批判され、やらなけれ
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