みずほフィナンシャルグループは、ことし8月に発生した大規模なシステム障害について、復旧に時間がかかったのはベンダーと呼ばれるシステムの開発・保守などを担う企業を十分、主導できていなかったことも要因だったとして、再発防止に取り組むとしています。 ことし8月19日に起きたシステム障害では、店舗の取り引きを処理するシステムの装置2台が故障し、バックアップへの切り替えがうまくいかなかったことで、翌日に全国の店舗の窓口で振り込みや入金などができなくなりました。 この障害について、みずほは8日、二重に装置が故障するというまれなトラブルを想定していなかったことが原因だったと発表しました。 さらに復旧作業では、システムの開発・保守などを担うベンダーとして関わっていた富士通を、十分主導できていなかったことも要因だったとしています。 みずほフィナンシャルグループの石井哲最高情報責任者は、8日の会見で「復旧対応
みずほ銀行は8月から先月まで4回発生したシステムなどの障害について、ハードディスクの経年劣化などが原因だったと公表しました。 みずほ銀行は8月20日に店頭での取引の一部ができなくなった障害について、データセンターのハードディスクが稼働から6年経って劣化していたことに気付かず、故障したことが原因だと明らかにしました。 この際、バックアップシステムに切り替えようとしましたが、入力すべき追加の指示を飛ばしたため失敗しました。 8月23日や先月8日に100台以上のATMが一時停止したケースではネットワーク機器に静電気などが生じエラーが発生した可能性が高いということです。 再発防止のため、みずほ銀行は6年前のシステム構築に携わった富士通や当時の技術者らとの関係を強化する方針です。
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