鳩山総務相の更迭以来、麻生内閣の支持率は再び「危険水域」にまでに急落した。「危険水域」どころではなくて、もはや「浸水水域」に入ったと書いている新聞まである。かっては支持率が30%を割れば「危険水域」だといわれていたのだが、最近はあまりにも不人気内閣が続いたので、それが「20%ライン」にまでディスカウントされていた。「危険水域」のハードルを下げて、不人気内閣の延命を図ろうという魂胆だろう。 しかし何がなんでも「20%割れ」というのは低すぎる。さすがの各紙も今度ばかりは「墜落寸前」、「沈没寸前」だと書かざるを得ないのではないか。そうなると、「泥船の子ネズミたち」の逃げ足が速くなる。この数日間で「逃げ場」を求めて右往左往する子ネズミ集団があちこちで出現することだろう。 だがその一方で、無視できない大事件が目下刻々と進行している。それは連日報道されているように、厚生労働省の組織ぐるみの「郵政不正問