バンド時代、飛び道具的なギターソロを多く弾いていたせいで、僕には“ギターボーカルにしては速弾きが上手な人”という宴会芸人のようなレッテルがついて回る。僕が速弾きを楽曲に取り入れていたのは、あくまでも“周りにそういったバンドがいないから個性を出す為”であって、そもそも意味なく速いフレーズを弾くのが好きなわけではない。よくよく楽曲を聴いてもらえば分かるが、これ見よがしなギターソロなんてまず無いし、僕がそれっぽい(余興的な)ことを人前でやったのは解散ライブの時だけだ。 ◆フルカワユタカ 画像 未だに「凄い速いの弾いてみて」とか頼まれるが、僕のソロは裏に流れるビートあってのものなので、ここでギターだけピロピロやってもなんとも‥…、というのが本音だ。とにかく僕は“ギターボーカルにしては速弾きが上手な人”ではなく、“ギターが凄く上手くてちょっと歌も歌える人”なのだ。 繰り返すが、僕の特徴は速弾きにあら