板橋の両親殺害少年、東京高裁が懲役12年に減刑(2007年12月17日23時16分 読売新聞) 一方で、判決は、少年が口答えすると父親がゲーム機を壊したり、「おまえはバカだ」と罵倒(ばとう)したりしていたことなどを踏まえ、「父親の長年にわたる不適切な養育が、少年の誇りを傷つける虐待にあたるという見方もできる」と指摘。1審判決が「両親から虐待や不適切な養育を受けていたとは認められない」として、少年の犯行を「身勝手」と断じた点について、「適切な見方とはいえない」と否定した上で、「1審判決後、少年は反省の姿勢を強め、成長の兆しも見られる」として、刑を軽減した。 刑期の観点だけから言えば、今18歳の少年にとって懲役14年が12年になったことにどれだけの意味があるのかよくわかりませんが、少年の生い立ちに理解を示した高裁の裁判長の言葉が、少年の今後の更生に大きな意味を持つことを祈ります。