「消極的なこと」は現代社会では、あまり良くないことだとされがちです。でも考えてみてください。どんなときも積極的でなければいけない社会って本当に暮らしやすいんでしょうか? むしろ消極的なままでも人とのコミュニケーションが円滑になったり、分け隔てなく社会サービスを受けられるように、ツールや環境をデザインしていくべきなのでは? そう考える非コミュな研究者(一部例外あり)が分野の垣根を超えて結集したドリームチーム……それが「消極性研究会」です。この連載では同会のメンバーがリレー形式で認知科学からゲームデザインまで、あらゆる方面から人間が消極的なままで暮らせる「消極性デザイン」を提案していきます。トップバッターは情報工学者の西田健志さん です。 「消極性デザインが社会を変える。まずは、あなたの生活を変える」のこれまでの連載記事は、こちらにまとまっています。よかったら、読んでみてください。 みなさんは