【ロサンゼルス時事】米西部劇映画「OK牧場の決斗」(1957年)をはじめ、多くの名作に出演した米俳優カーク・ダグラス氏が5日、死去した。 【写真】カーク・ダグラス氏(1980年5月撮影、フランス・カンヌ) 103歳だった。息子で俳優のマイケル・ダグラス氏が発表した。死因は不明。 16年、ニューヨーク州アムステルダムでロシア移民の家庭に生まれる。演劇学校を卒業後、第2次大戦に従軍。除隊後、ラジオドラマや舞台への出演を経て、46年に「呪いの血」で映画デビュー。「チャンピオン」(49年)や「炎の人ゴッホ」(56年)などでアカデミー主演男優賞候補となった。 「OK牧場の決斗」では、故バート・ランカスター氏が演じる保安官ワイアット・アープを支えるガンマン、ドク・ホリデー役を好演。50~60年代を代表するハリウッドスターの座を不動にした。主演したスタンリー・キューブリック監督の歴史大作「スパルタカス」