ロボットの設計、制御のパラダイムを変えたい 知能機械情報学専攻 水内郁夫 講師 人間の骨格構造に学び、しなやかな動作を実現 教えられた通りではなく、学習目標を自ら設定へ 人間の骨格と関節の構造に学んだ、骨格と関節の構造を多数の筋(モーター、ワイヤ、センサーから成る)で駆動する世界でも例のない「筋骨格型ヒューマノイド・小次郎」 まず、ツーショット写真をご覧に入れよう。人間型ロボット『小次郎』と産みの親の水内講師である。「小次郎は、背骨と関節、筋肉を無意識に使い、ボール投げをしたり、でんぐり返しや寝返り、振り向いて棚の中から本を取り出したり、人間そっくりのしなやかな動きをするヒューマノイドロボットです」。ここには、従来のロボットではできない、人間らしい動作をするロボットの姿が描かれている。このような次世代ロボットを実現するためには、いままでとは違ったロボットの新しい設計手法と制御法のパラダイム