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  • 自力生還の漁師「運良かった」 家族は「幽霊が」と驚き:朝日新聞デジタル

    24日午後4時半ごろ、宮崎県日南市沖で漁師山下善士(よしお)さん(71)=同市南郷町中村乙=が船から転落し、行方不明になった。宮崎海上保安部がヘリコプターで捜索する騒ぎとなったが、山下さんはすでに自力で岸に泳ぎ着いていた。疲れてその場で眠り、タクシーで25日未明に帰宅したため、安否確認が遅れたという。 海保によると、山下さんは24日朝、「祥陽丸」(1・3トン)に一人で乗り、目井津(めいつ)港を出港した。沖合約2・5キロでカサゴ漁をしている際、横波を受けて転落。南郷漁協が午後8時40分ごろ、海保に通報した。午後10時50分ごろ、海保のヘリが祥陽丸を発見したが、自動操舵で港に戻ってきた船は無人だった。 救命胴衣を着ていた山下さんは自力で岸にたどり着き、タクシーで25日午前4時すぎに帰宅。「家に帰った」と漁協に連絡があり、無事が分かった。 海保は「高齢なのに自力で元気に戻ったのはすごい。みなさん

    自力生還の漁師「運良かった」 家族は「幽霊が」と驚き:朝日新聞デジタル
    fdblues9
    fdblues9 2014/04/28
    すごい
  • iPS細胞の大量培養に成功 京大、タンクで量産目指す:朝日新聞デジタル

    ヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)を、高い品質を保ちながら大量培養する新技術を京都大などのグループが開発した。従来の技術より生産規模を拡大しやすく、大量のiPS細胞が必要な脊髄(せきずい)損傷などの再生医療に適した量を安定供給する実用システムにつながると期待される。米科学誌ステムセルリポーツ電子版に25日発表する。 iPS細胞は無限に増える能力を持つが、量産は難しい。培養皿で増やす方法では一枚で得られる量が限られる。底の深い容器に培養液を入れて増やそうとすると細胞が底に沈んで増えなくなる。沈まないようにかき混ぜると細胞が傷つくおそれがある。また、細胞の塊が大きくなると内部まで栄養が届かなくなる。 京大の中辻憲夫教授(幹細胞生物学)らは、品添加物に使われる増粘剤を培養液に加えると細胞が沈まなくなることを発見。別の添加剤で細胞の塊同士をくっつきにくくさせ、大きくなった塊を網目に通して安全に

    iPS細胞の大量培養に成功 京大、タンクで量産目指す:朝日新聞デジタル
  • (@リオデジャネイロ)ワールドカップの準備は遅れても:朝日新聞デジタル

    ■特派員リポート 柴田真宏(リオデジャネイロ支局) 国際サッカー連盟(FIFA)は、もしかしたら後悔しているのではないか。ワールドカップ(W杯)開催地にブラジルを選んだことを。 W杯開幕まで2カ月を切ったが、相変わらず準備は遅々として進まず、トラブルは続く。FIFA幹部の発言をたどると、その苦悩の様子がうかがえる。なんとかペースを上げてもらおうと、FIFA側は脅したりなだめたりを繰り返しているのだ。 2012年3月、FIFAのバルク事務局長は工事の遅れに触れて「ブラジルの主催者のケツを蹴りあげんといかん」と語った。この発言が批判を浴びると「私の発言で傷ついたすべての人に謝罪したい」とおわびする。しかし13年5月になると、サンパウロ会場の建設遅れに関して「開催地は変更できるんですよ」と今度は脅しにかかった。 同年6月に各大陸王者が集うコンフェデレーションズ杯が開催された際には一転して「スタジ

    (@リオデジャネイロ)ワールドカップの準備は遅れても:朝日新聞デジタル
  • トルコ、独自URLのttt検討 wwwやめて管理強化:朝日新聞デジタル

    ソーシャルメディアの遮断などネット規制を強めるトルコ政府は19日、インターネットのホームページなどの所在を示すURLを、一般的な「www」からトルコ独自の「ttt」に代える検討をしていることを明らかにした。複数の地元紙が伝えた。 エルバン運輸海事通信相は19日、地元記者との懇談会で、欧州にも独自のシステムを築こうとする動きがあると主張し、「自国のインターネット規約を確立するのはトルコに限ったことではない」と話した。URLを管理下に置くことで、ネット規制を容易にするなどの狙いがあると見られる。 エルバン氏は同時に、「ソーシャルメディア管理の欠如に対処するための国際標準が必要だ」とも訴えた。

  • 慈恵医大の内科医、科研費不正申請か 研究業績を粉飾?:朝日新聞デジタル

    東京慈恵会医科大の内科医が、国の科学研究費補助金(科研費)を申請する際、研究業績を偽って申告していた疑いがあることがわかった。大学は調査委員会を設けて事実関係を調べている。 文部科学省などによると、科研費の申請書で、研究業績として論文を記載する部分に、他人の論文を自らが執筆に加わった論文だと記載していた。名前の英文表記が同じ研究者の論文を自分の業績のように見せかけ、執筆論文を上乗せしていた。例えば「朝日太郎」だとすると、「T.Asahi」と記された「朝日敏男」や「朝日哲夫」といった名前の研究者の論文を自分の論文としていた。同様の手法を使っていた研究者が同大に複数いるとみられるという。 慈恵医大によると、学内でうわさとなり、昨年12月に調査委員会を設置して、詳細を調べ始めた。

  • (@台北)台湾立法院占拠、ぼくたちの23日間戦争:朝日新聞デジタル

    ■特派員リポート 鵜飼啓(台北支局長) 11日朝に訪れた台湾立法院(国会)の議場は、何事もなかったかのようにすっかり元の様子に戻っていた。 10日夜までの23日間、立法院では異様な光景が繰り広げられていた。学生らが議場に突入し、たてこもったのだ。出入り口にはバリケードが築かれ、標語やポスターなどが所狭しと張り出された。学生らは寝袋などを調達して泊まり込み、生活感があふれる空間にもなっていた。その痕跡が、一掃されていた。 議場に戻ってきた立法委員(国会議員)たちが、自席の引き出しを点検する姿が多く見られた。「私たちを失望させないで」。そんな手書きのメッセージが残されていた議員もいた。歯ブラシや、ビタミン剤が入ったままになっていた引き出しもあった。 確かに、彼らはここにいた。 占拠の引き金を引いたのは、3月17日に立法院であった一つの動きだった。内政などの合同委員会が、昨年6月に調印した中国

    (@台北)台湾立法院占拠、ぼくたちの23日間戦争:朝日新聞デジタル
  • サメの注射、秘訣は信頼関係 海遊館の健康管理作戦:朝日新聞デジタル

    サメやフグと「信頼関係」を築き、健康診断をスムーズに――。感染症や太り過ぎなどを防ぐための、「受診動作訓練」と呼ばれる珍しい取り組みに海遊館(大阪市港区)が成功し、実績を重ねている。秘訣(ひけつ)は、エサやりのタイミング。「魚類の健康管理を推進する新技術」と世界的な評価も受けている。 2月中旬の休館日。スタッフが、ジンベエザメの遊(ゆう)ちゃん(体長約4・7メートル、推定体重約1・23トン)の採血を始めた。 水面にエサをまくと、遊ちゃんが水ごと口に流し込み始めた。すかさず、水面のダイバーが手でエサをやる。そのタイミングで、後ろから別のダイバーが素早く注射針を刺し、10分ほどで採血を終えた。 遊ちゃんをエサでだましているわけではない。あらかじめ施した「受診動作訓練」で、エサまきやダイバーのエサやりを繰り返し、「水面にいる人」は「エサをくれる人」と理解させてある。あわせて針を刺す場所を指で押し

    サメの注射、秘訣は信頼関係 海遊館の健康管理作戦:朝日新聞デジタル
  • 法王、命がけの財務改革 マフィア反発、報復の恐れも:朝日新聞デジタル

    ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は21日、マフィア犯罪の犠牲者遺族ら約700人と面会した。今月13日に就任1年を迎えた法王は、マネーロンダリング(資金洗浄)への関与も取り沙汰されてきた教会の財務改革を格化。ただ、改革を阻もうとするマフィアに逆に命を狙われる恐れも指摘されている。 集いでは、マフィアに殺害された842人の名が読み上げられた。法王は遺族に「私はあなた方と共にいます。つらい話を聞かせてくださって、ありがとう」と語りかけた。マフィアには「あなた方の金や力は血塗られている。地獄に落ちぬよう悔い改め、悪行をやめなさい」と非難した。 昨年3月に就任したフランシスコ法王は前例にとらわれない姿勢で改革に臨んでいる。バチカンの官僚組織に属してこなかった世界各地の「現場派」の枢機卿ら8人を諮問委員に任命し、改革案を作成中。最大の焦点がバチカンの財務部門の改革だ。

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  • 元教授、論文撤回を呼びかけ アルツハイマー研究:朝日新聞デジタル

    アルツハイマー病研究の国家プロジェクト「J―ADNI(アドニ)」の臨床研究データに基づいて米国学会誌で発表した論文について、筆者の1人である杉下守弘元東大教授が20日、データの14%に改ざんを含む不適切な例があったとして、共同筆者12人に論文撤回をメールで呼びかけた。STAP細胞の論文撤回問題で揺らぐ日の先端医療研究への信頼がさらに失われる可能性がある。 杉下氏はJ―ADNIにデータ検証の責任者として参画する一方、認知症研究の国内第一人者で代表研究者を務める岩坪威東大教授ら12人と共同でアルツハイマー病患者の脳の特徴を探るために行うPET(陽電子放射断層撮影)に関する論文を2013年8月、米国の神経放射線学会誌に発表していた。 杉下氏が論文発表後に新たな資料を入手し検証した結果、論文に使ったデータ274例中、14%の39例が①記憶を試す面談検査で国際的手順に合わせる目的で検査時間を改ざん

  • 日本の気温、最大6度上昇 今世紀末、大半で亜熱帯化:朝日新聞デジタル

    世界全体の温室効果ガスの排出量がこのまま増えると、日の平均気温は今世紀末には3・5~6・4度上昇するという報告書を、環境省の研究プロジェクトチームが17日公表した。北海道を除くほとんどの地域が亜熱帯化し、洪水被害額は3倍、熱中症などで死亡するリスクも2倍以上になる可能性があるという。 国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が昨年9月に公表した最新シナリオをもとに影響を計算し、気候、水資源、沿岸・防災、生態系、農業、健康の各分野で1981~2000年の平均値と比較した。 IPCCによると、地球温暖化が最も進んだ場合、世界の平均気温は1986~2005年の平均と比べて2・6~4・8度上がると予測されている。今回の報告書では、日の温度上昇はそれより高くなるという結果になった。

  • スマートメーター、全家庭に 電力10社、24年度末に:朝日新聞デジタル

    大手電力会社10社は、通信機能がついた次世代電力計「スマートメーター」を2024年度末までに管内のすべての家庭に設置するという計画をまとめた。普及を急ぐ政府の要請に応じ、各社が設置時期を大幅に前倒しした。20年代には、国内のすべての家庭で、節電などに便利なスマートメーターが利用できることになる。 スマートメーターは通信機能があることから、各家庭と電力会社の間で、電気の利用状況などを素早くやりとりできる。電気の使用量を30分ごとに把握できるため、電力会社側は多様な料金メニューをつくることができる。利用者側は、節電に役立つメニューを選んだりでき、電気代を抑えることもできる。このため政府は電力会社に導入を急ぐよう求めていた。 大手10社は17日、スマートメーターについて話し合う経済産業省の作業部会に各社の計画を示す予定だ。それによると、東京電力はすべての家庭に設置し終える時期を従来より1年前倒し

    スマートメーター、全家庭に 電力10社、24年度末に:朝日新聞デジタル
  • 詩人まどみちおさん死去 104歳、「ぞうさん」など:朝日新聞デジタル

    童謡「ぞうさん」や「やぎさん ゆうびん」などで知られ、やさしく深い言葉で命の貴さをうたいあげた詩人のまど・みちお(名石田道雄〈いしだ・みちお〉)さんが28日午前9時9分、老衰で亡くなった。104歳だった。葬儀は未定。喪主は長男石田京(たかし)さん。 1909年、山口県周南市生まれ。19年から日統治下の台湾で暮らし、29年に台北工業学校を卒業して台湾総督府に勤めた。34年、雑誌「コドモノクニ」に投稿した詩が北原白秋の選で特選に入り、以後、詩や童謡の創作に打ちこむ。43年には応召。 46年復員。49年から雑誌「チャイルドブック」の編集に携わり、59年から創作に専念。68年、詩集「てんぷらぴりぴり」で野間児童文芸賞。76年、「植物のうた」で日児童文学者協会賞、81年、巌谷小波文芸賞。 「一ねんせいになったら」「ふしぎなポケット」などユーモアあふれる童謡詩は歌い継がれ、子どもたちに愛されてき

    詩人まどみちおさん死去 104歳、「ぞうさん」など:朝日新聞デジタル
  • 13年の現金給与、実は減っていた 確定値で修正:朝日新聞デジタル

    2013年に労働者1人が月々もらった現金給与総額は平均31万4054円で、前年を73円下回り、過去最低を更新した。厚生労働省が18日発表した毎月勤労統計調査(確報)でわかった。5日発表の速報では前年をわずかに23円上回り3年ぶりに増えたとしていたが、一転して、3年連続の下落となった。 現金給与総額は、パートを含む労働者が受けとる基給に残業代とボーナスを合わせたもの。確報で下落したのは、賃金の低いパートの比率が速報よりわずかに増え、平均額が下がったためだ。前年と比べた増減率は0・0%で速報段階と同じだった。 物価が上がった分をのぞく実質賃金指数は0・5%下がり、2年連続のマイナス。物価上昇に賃金が追いつかない状況について、安倍晋三首相は17日の衆院予算委で「景気の実感を行き渡らせ、賃金上昇に結びつける過渡期にある。経営者が収益改善を賃金上昇に結びつけることを期待している」と語った。(山

  • 恋するペンギン、男性飼育員に猛アタック中 松江:朝日新聞デジタル

    人間に恋したペンギンがいる。松江市の花鳥園「松江フォーゲルパーク」のケープペンギン、さくら(10)。飼育員の野津剛(のつたけし)さん(40)に、バレンタインデーの女性顔負けの猛アタックを続けている。決してかなわぬ思いなのに……。 「女心」に気づきもしなかった野津さんが、さくらの熱い視線を初めて意識したのは昨年12月。「後を追ってるよ」という同僚の一言がきっかけだった。確かにさくらは首をふるわせ、寝そべって交尾に誘う求愛行動をとっていた。 ペンギンプールの囲いの外を歩く野津さんを見つけると、岩場から下りてきてぴったり並走。隣の温室で見かけると猛スピードで追跡。なでられると、気持ちよさそうに目を閉じる。 嫉妬もすごい。野津さんが手にするものは、ウサギなど動物だけでなく、人形や携帯電話でも足をつついて抗議する。ヤキモチが原因で他のペンギンとケンカになるため、人気イベント「ペンギンの散歩」からも外

    恋するペンギン、男性飼育員に猛アタック中 松江:朝日新聞デジタル
  • 「賢いイルカ」は特別か 人間との近さ、権利論に発展:朝日新聞デジタル

    非人道性について深く懸念しています――。イルカの追い込み漁を巡り、キャロライン・ケネディ駐日米大使が先月、ツイッターに投稿すると、「文化の押しつけだ」などと反発が噴出した。実は、賢い動物の「特別扱い」は文化の問題ではなく、人がいかに生きるべきかについての倫理の問題という考え方も広がっている。 「クジラやイルカを殺すところだけ残虐というのは論理的でないと思う」。追い込み漁の地元・和歌山では県知事が大使発言の直後、こう反論した。 今回に限らず、捕鯨の是非を巡る議論でも見られるのが、牛や豚などの家畜はべるのにイルカやクジラを殺してはいけない理由があるのか、という反発だ。 あまた動物がいるなか、イルカが特別視される理由は「人間との『距離』の近さ」だ。賢さを意味する高いコミュニケーション能力など、人間に近い能力を備えているからだ。 人間であればだれでも固有の人権を認めるのが近代社会のルールだとする

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  • 原発内の核燃料、宇宙線で透視 国内の研究グループ開発:朝日新聞デジタル

    宇宙線を使って原発内で保管している核燃料の位置を外部から透視する手法を、高エネルギー加速器研究機構など国内の研究グループが開発した。この手法を使うと、東京電力福島第一原発の事故で溶け落ちて場所が特定できていない核燃料の位置を把握できる可能性があるという。 同機構の高崎史彦研究員(素粒子物理学)らは2012年2月から昨年12月まで、宇宙から降り注ぐ「ミュー粒子線」の計測装置を日原子力発電東海第二原発(茨城県)の屋外に置いて観測した。ミュー粒子線はウランなど密度が高い物質ほど吸収されやすく、X線撮影のような透視画像が得られる。 観測の結果、原子炉格納容器の形状や燃料プールの位置、保管中の核燃料の大きさなどを特定。プールでは2カ所に分けて保管している状態が見えた。

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  • ケネディ駐日米大使、歴史問題で日中韓に和解促す:朝日新聞デジタル

    昨年11月に着任したキャロライン・ケネディ駐日米国大使は21日、東京・赤坂の公邸で朝日新聞のインタビューに応じた。「すべての国々の国民は、歴史を超えて平和な未来を作ろうとする指導者を励まし、支持すべきだ」などと語り、緊張が高まる日韓国中国との関係を、和解によって改善するよう促した。 ケネディ大使は、2008年の大統領選で当時、上院議員だったオバマ大統領を「父(故ケネディ元大統領)のような大統領になれる人物」として支持、当選に貢献した。それ以来、緊密な関係を持っていることで知られる。 大使は、安倍晋三首相の靖国神社参拝について改めて、「米国は地域の緊張が高まることを懸念しており、首相の決断には失望した」と述べた。その一方で、「米日両国は、引き続き両国関係を前進させることに焦点を合わせていく」とも語り、参拝問題でこれ以上、両国関係を悪化させることは望まない姿勢も示した。

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  • 米ボストン美術館に和本2万冊 ほぼ手つかずで保管:朝日新聞デジタル

    美術のコレクションで知られる米国ボストン美術館に、江戸・明治時代の和約2万冊が埋もれていたことを、九州大の松原孝俊教授らの調査団が確認した。館の倉庫にほぼ手つかずの状態で保管されていた。散逸が進む和がまとまって見つかるのは珍しいという。 変体仮名や漢字の草書体を記した和紙を和とじした和は、明治以降大量に海外へ流出した。ボストン美術館での調査は2010年から12年にかけて九州大の中野三敏(みつとし)名誉教授(近世文学)や東京大のロバート・キャンベル教授(同)が中心となり実施した。 明治のお雇い外国人で東洋美術史家のアーネスト・フェノロサらが約100年前に寄贈した木箱を調べたところ、葛飾北斎の「富嶽(ふがく)百景」(約50冊)や「北斎漫画」(約80冊)は、題名が同じでも版や刷りが違う「異」が複数収納されていた。勝川春英・春章作の妖怪図「異摩話武可誌(いまわむかし)」など貴重な資料も

    米ボストン美術館に和本2万冊 ほぼ手つかずで保管:朝日新聞デジタル
  • 「宇宙学校」、都内でも説明会 JAXA提携の全寮制:朝日新聞デジタル

    【橋田正城】鹿児島県肝付町に2015年4月に開校する県立楠隼(なんしゅん)中学・高校が、東京など全国から生徒を募集している。公立としては全国初の全寮制男子校で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と提携し、航空宇宙教育のモデル校を目指す。受験指導を徹底しながら「宇宙学」も学べる学校だ。来年2月に東京都内で説明会が開かれる。 楠隼中高は、大隅半島にある県立高山(こうやま)高校の敷地内に開校する。高山高は16年3月末で閉校。同校の校舎を改築し、個室・空調完備の寮を新設する。総工費は48億円。初年度は中高各60人を募集。寮費は1カ月4万円台を見込んでいる。 学校の約20キロ南西にはJAXAの内之浦宇宙空間観測所がある。2003年には小惑星探査機「はやぶさ」が打ち上げられ、今年9月には新型固体燃料ロケット「イプシロン」も発射された。

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  • ヨックモック、ドバイで大人気 富裕層が「まとめ買い」:朝日新聞デジタル

    【ドバイ=村山祐介】洋菓子メーカー・ヨックモック(東京)が中東での出店を加速させている。昨年10月に初出店したアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ中心部のモールでは今月上旬、7店舗目がオープンした。 同社の看板商品「シガール」などはこれまで、来日する中東の富裕層による贈答用の「まとめ買い」が目立っていたという。UAEの店頭では日の2・5倍の価格設定だが、売り上げは当初見込みの倍以上で、数万円の高額セットなどが「ポンポン売れていく」と担当者。今後、出店ペースをさらに早めて1年後に約20店舗まで拡大し、カタールなど近隣国への展開も目指すという。

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