タグ

関連タグで絞り込む (0)

  • 関連タグはありません

タグの絞り込みを解除

書評とsubcultureに関するfenethtoolのブックマーク (2)

  • 宇野常寛『ゼロ年代の想像力』(早川書房/2008年) - TRiCK FiSH blog.

    『SFマガジン』で連載されていた、若手批評家のデビュー論文。手放しで褒めることはできないが、けっこう面白く読んだ。 「大きな物語(=一元的な社会規範)」が消滅したゆえに、めいめいが任意の立場を取る「決断主義」の乱立でバトルロワイヤル状況になっている現代社会を、サブカルチャー作品を例に挙げながら読み解いていく。軸は社会評論(社会学)だが、例として挙げるドラマやアニメなどサブカルチャー作品批評にもかなりページを割いている。 正直、社会評論(社会学)としても、サブカルチャー批評としても中途半端な印象は否めない(読者ターゲットは後者だと思うのだが)。そこには方法論的にかなり重大な問題も潜んでおり、素朴な(古典的かつ社会反映論的な)文化社会学の粋に留まっている。社会評論としては、宮台真司、東浩紀と、90年代以降に論壇で活躍した学者・批評家を踏まえた読み解きは、概ね妥当性はあるのだが、それをサブカルチ

  • どこまでいってもかみあわない、エアー対談~『リアルのゆくえ』 大塚英志+東浩紀著(評:栗原裕一郎):日経ビジネスオンライン

    読者を選ぶ対談集である。副題にある「おたく/オタク」という表記、これはある意味で試金石になっていて、この書き分けにピンとこない人は書の想定読者からはたぶん外れるだろう。 「おたく」は大塚英志がこだわっている表記で、彼の論では「おたく」と「オタク」は厳密に使い分けられる。それがどんな議論かには踏み込まないが、ようするに「おたく」は大塚を、「オタク」は東浩紀を表象しており、この副題は「大塚英志/東浩紀」と読み替えることが可能だ。 その程度の解読を(当人が意識するか否かに依らず)やってのける素地を持った読者、つまり、大塚英志や東浩紀、および彼ら界隈の人たち(対談中に頻繁に名前のあがる宮台真司やその影響下にある若手など)が織りなすサークルに「萌える」人々が書の想定ターゲットということになるだろう。 まあ、狭い。とはいえ、書は発売後すぐに1万部の増刷が決まったそうで、それくらいの市場は抱えてい

    どこまでいってもかみあわない、エアー対談~『リアルのゆくえ』 大塚英志+東浩紀著(評:栗原裕一郎):日経ビジネスオンライン
  • 1