バイオインフォマティクスの本を読んでいると自然と化学式なんかが目に入って来る。ただ私は化学に関して素人であるため化学式が読めなくてイマイチ楽しめない。そこで良い入門書はないかな、と探していて出会ったのが本書「マンガでわかる有機化学 結合と反応のふしぎから環境にやさしい化合物まで」。 「マンガでわかる」というと、とりあえず萌えキャラを出してみました的なものを想像されるかもしれないが、本書はそういった類とは一線を画しているように思う。 本書のポイント1。密度が濃い。あくまでこの手の書籍と比してだが、本書は必要な情報が詰め込まれていて密度が濃い。素人でも最初の20Pを読めば化学の基礎が身につくレベル。 本書のポイント2。マンガパートとの連動。本書は見開きの左が解説パート、右がマンガパート。マンガパートは特にストーリーがあるわけでなくマンガとしては面白いかというと微妙なのだが、実は解説パートの補完