欲ばり過ぎるニッポンの教育 (講談社現代新書) 作者: 苅谷剛彦,増田ユリヤ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/11/17メディア: 新書購入: 8人 クリック: 247回この商品を含むブログ (85件) を見る 教育再生会議の座長の発言で大騒ぎする前に、一市民として教育の問題点を整理しておこうと思って読んだ本。 教育社会学者と教育ジャーナリストの対談を軸に、日本の社会における学校の役割、比較対象としてのフィンランドの教育の紹介、相対評価と絶対評価の問題、などをまとめている。漠然とした教育問題に対する疑問点が解き明かされていく。この本を読んだ後に教育再生会議の議事録を読むと悲しくなってきますが・・・・・ いくつか今の日本の教育に対する問題点を挙げているが、一番印象的だったのが題名にもつながるポジティブリスト主義の問題。ポジティブリストと言うのは、いいというものをどんどん挙げて、リ