●青春とセーラー服の文化社会論 Culture of a middy blouse and skirt in Japan 「耳をすませば」では、月島雫は学校の制服としてセーラー服を着ていました。それはいうまでもなく女子生徒が着用する制服の一つです。しかし、セーラー服はその長い歴史の中で、単なる衣服としてだけではなく、いわゆる青春時代を象徴する存在として人々の心に刻み込まれてきました。学園生活、初恋、交換日記、初めてのデート・・・。セーラー服は、思春期における様々な場面での様々な思い出と深く結びついて記憶される、青春の代名詞ともいうべき制服なのであります。 このコーナーでは、セーラー服の社会的・文化的な意味を考察し、青春との関連についても考えていきます。 中学校・夏服 ベランダにて (提供:古賀リエさん・右) ●第1節 「青春」とセーラー服について考えてみよう 1999/07/15 どのよう
■◇■セーラー服の歴史■◇■ セーラー服の語源は、Sailor(船員、船乗り、水兵)から来ています。現代のセーラー服に準ずるデザインの制服は1857年英国海軍の水兵服として採用したものとされています。それまでもセーラー服と呼ばれていた服は在ったのですが、現在のセーラー服と呼ばれる物とは、デザインが異なります。船員の着ている服という意味でのSailorの服でしかなかったと思われます。 1857年以降、英国海軍が採用したデザインの水兵服は、各国の海軍でも採用されセーラー服が各国に広まっていきます。「現在のデザインのセーラー服(水兵服)」と言う意味での登場は、1857年英国海軍とされていますが、それ以前にも、現在のセーラー服に準ずるデザインの服は有りました。当時このデザインの服を何と呼んでいたかは判りません。従って「セーラー服」と呼ぶのは間違いかもしれません。1857年以前の1846年「Wint
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