ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (20)

  • シロクマの屑籠(汎適所属) - はてなって、強迫的な清潔感を漂わせた住人が多い村ですね。

    はてなに来てまもなく一年になる僕だけど、このはてな村に来て以来、「強迫的な清潔感を漂わせた人」に出会って面らうことが何度となくあったように記憶している。「強迫的な清潔感を漂わせた人」の類型を挙げると、 ・例1:倫理観・リテラシーの潔癖者 何はなくとも、倫理観やリテラシーを最大限尊重することに熱心な、いや強迫的な人達。彼らは塵一つ落ちていない倫理観・リテラシーを理想として提唱する。ときに、過剰な傾倒故に倫理観・リテラシー以外のものが犠牲になることもある。最もお粗末な場合、或る視点からみた倫理観の最大化に拘るあまり、他の視点からみて倫理観・リテラシーを滅茶苦茶に踏みにじっている(そして当人は気付かない)ことも。 ・例2:客観性・論理性の潔癖者 テキストが客観的なものか、論理的なものかどうかに過度に執着する人達。彼らは「ポエム」「どうみても感想」といった類のテキストであっても、客観性・論理性の

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  • ちゃんと萌えるには、オタク的童貞メンタリティが必須である - シロクマの屑籠

    今、私は『To heart2 Xrated』を周回遅れでプレイしている。これは良い萌えものだ。学園純愛モノという極めて陳腐なテーマにも関わらず、随所に散りばめられた新規性、(一部の)キャラクターの創りこみ、そして「オタクなら身もだえするであろう」適切な心理描写に唸らされる。エロゲーオタクには馴染みのモチーフが、飽き飽きした印象ではなくある種の安心感に繋がるということは、前作の影響もさることながら、制作陣が「よくわかっていて」なおかつ「丁寧にと描いている」からだと信じたい。 この『To heart2』をプレイしていてとみに痛感させられづけられ、『ひと夏の経験値』『Fate』などを読み返していて再確認させられることがある。それは、ある種のオタクコンテンツ――とりわけ、恋愛感情の絡むオタクコンテンツ――においては、童貞根性というかオタク的な恋愛感情というか、ある種の思春期恋愛感情がなければ十分に

    ちゃんと萌えるには、オタク的童貞メンタリティが必須である - シロクマの屑籠
  • id:xxxxさんは、ちゃんと美人のハリボテ被ってオフ会に来てください - シロクマの屑籠

    ブロガーはすべてキャラ - ARTIFACT@ハテナ系 「こないだのオフ会の、id:xxxxさんが僕には許せない」 「彼女ったら、ぜんぜん可愛いげのない、大根足の、背のボディに入ってオフ会に出てくるんですよ。」 「id:xxxxさんは、そんなブロガーじゃない。もっとかわいくて、知的で、気の利く女の子だって事を僕は知っている」 「今度オフ会に来る時は、ちゃんと、id:xxxxさんそのままのボディで来てください!」 それ何て攻殻機動隊?と言いたいネタだが、似たような事をオフ会で気で思っちゃった御仁が案外いたりして。ブログ上の人格を極彩色で飾り立てた側の罪か、ブログ上の人格に己の理想を投げかけた側の罪か、はてさて。

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  • 「オタク」の定義は多様化しても、「キモオタ」の定義は多様化しない - シロクマの屑籠

    一言で「オタク」と言っても、実際どういうオタクなのか全く分からない今日日のご時世。 2006年、オタクという言葉の多様性と用法の混乱はどうにもならないレベルになっており、自称オタクも他称オタクも統一感の無いこと甚だしい状態となっている。とりわけ2005年前後からの「第二次萌えブーム」以降、その傾向は顕著なものになっていると私は感じている。 だから例えば83年生まれの私から見た同世代とヲタク - 記憶のメモ帖といったオタクさんが「こんなオタクもいるんですけど」と声をあげることは自然だし、実際、id:kir_royalさんがオタクを自称する事にそれほど違和感を覚えることもない。 しかし、何年経ってもあまり変化せず、一定の意味合いを保持し続けている「オタク」はやはり存在している。それは、「該当オタク分野をろくに消費しない人間が、あのオタクは気持ち悪い」と見下げるときのオタクの定義である。いわゆる

    「オタク」の定義は多様化しても、「キモオタ」の定義は多様化しない - シロクマの屑籠
  • ガタガタ言わずに強くなるか「僕は全部駄目です」と諦めるかすれば? - シロクマの屑籠

    200X年の、恋愛相談を思い出して。 「僕じゃ、彼女に迷惑をかけるから」 だったら迷惑にならない、有益な男になればいいじゃないか。 「僕じゃ、彼女を守ってあげられないから」 守りきれるような男になってしまえばいい。 「僕じゃ、彼女と釣り合わないから」 釣り合うように、男をあげればいい。 「僕はキモメンだから」 キモいという短所を軽減する方法論を研究したのかね?キモさを上回る長所を伸ばしたのかね? 「根性無いから、努力できません。そのうえ才能もルックスもないからダメなんです。」 そりゃダメだわ。 そんな風にガタガタ言い訳する暇があるなら、強くなっては如何でしょうか。モテるモテないなんて喚いてないで、自分を限界まで強化したほうがいいんではないでしょうか。駄目なものは駄目というのは同意しますけど、ホントに全部、隅から隅まであなたは駄目なんですか?確かに今日日の男女交際で高値取引されやすいスペック

    ガタガタ言わずに強くなるか「僕は全部駄目です」と諦めるかすれば? - シロクマの屑籠
    firstheaven
    firstheaven 2006/10/04
    じゃあ、いいや
  • 隠れオタク女子を検出するマーカー開発 - シロクマの屑籠

    mainichi-msn co - Bing 多くのオタク男子というのは、脱オタ技術を身に纏うでもなく、ひたすらオタク趣味に時間とお金を蕩尽しているために遠目にも見分けがつきやすい。コミュニケーションに関しても、話題・話法・表情などにおいて「いかにもオタク的」な彼らを見抜くのはそう難しいことではない。*1 では、オタク女性も見抜きやすいかというと、そうは問屋が卸さない。女性世界のなかで(服装も疎かにして)おおっぴらにオタクをやるという事が何を意味するのか、殆どのオタク女性達は知り尽くしている。完全に開き直った一部女性オタクを除けば、オタク女子達は女性としての社会適応を維持するためにそれなりの労力を費やしている。このため、通り一辺倒の会話だけで「こいつはオタク女だな」と見抜くのは至難の業である*2。オタクな彼女を探し求めている男性オタク諸氏にとって、これは厄介な障壁だ。 だけど、諦めるわけに

    隠れオタク女子を検出するマーカー開発 - シロクマの屑籠
  • 地方オタク達とのオフ会 - シロクマの屑籠

    今週末は、旧いオタク仲間達とのオフ会にお邪魔することが出来た。彼らは東京のオタクではない。人口20万〜30万人規模の、地方都市在住のオタク達だ。はてな上で遭遇するオタクや東京のオフ会で遭遇するオタク達と違うところも多い。ここ数年の私は、ネット頼み&東京頼みの孤独な山奥オタク生活をやっているので、こうやって直接オタ仲間達の生き様に触れたり考えを聞いたりする機会は貴重で、楽しく、刺激的な体験だ。今日はその体験のメモを書き残すことに。 ・今回のメンバーは俺を除いて男性三名、女性一名。成員を結びつけているkeyとなるオタク趣味はポップンミュージックらしかった。とりわけ、男性側オタと女性側オタを繋げる重要な接点としてコナミ音ゲーが果たしている役割は大きい。男性オタと女性オタを(やおいに供される少年誌のような捻れ現象も無しに)繋いでくれるオタクコンテンツって、実は結構貴重なんじゃないか。一方、男性側同

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  • オタク趣味を捨てずに結婚する方法の模索 - シロクマの屑籠

    http://guideline.livedoor.biz/archives/50671854.html 結婚しようとしているオタク趣味愛好家の人にとって、これは大きな課題と言わざるを得ない。結婚したはいいけれど、嫁さんに合わせてエロゲーもフィギュアも全部捨てて無趣味になってしまった、となれば結婚生活は砂漠のようになってしまいかねない。子育てに手間暇と金がかかる事を思えば、趣味のある程度の後退は致し方ないだろうけど、“嫁さんの趣味”なるものによって自分が愛好しているモノを刈り込まれるのはやりきれない。まして自分自身の趣味に占めるオタ趣味の割合が大きな人の場合、趣味を刈り込まれたら何も残らなくなってしまって、禿げ山のような男になってしまうだろう(そして、そんな男に嫁さんはうんざりするし、あなた自身もうんざりしてしまう!)。 いい加減結婚年齢にさしかかりつつある俺個人にとっても、「どうやって結

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  • はてな六道輪廻 - シロクマの屑籠

    執着にまみれた、はてな娑婆世界へようこそ! はてな界隈に住まう者の精神世界は、儚く移ろいやすい泡のようなもので、一所に留まることがありません。あなたや私が住んでいるこの狭い界隈は、アフェリエイトや名声、自意識、優越感への執着や怨念に充ち満ちており、そうした有象無象によって刻一刻と姿を異にしていきます。 今日は、はてな亡者達が抜け出ることなく輪廻を繰り返す、このはてな娑婆世界の人々の有様について、「六道輪廻」のパロディ風に描写を試みてみます。はてな市民は誰しも、「天・人・修羅・畜生・餓鬼・地獄」という六つの狭間を飽きることなく行ったり来たりし続けるのでしょう。 【はてな天道】 最も高い位置にあるとされ、苦しみの無い世界と言われている天界。だが、この境地に達する者はそう多くは無い。また、天道に安らうとて、蓮華の葉の下は汚泥の世界である事を忘れてはならない。この天道に暮らしていたのに、油断したエ

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  • 『愛は地球を救う』を嗤うなら、自分の事も嗤っとけ - シロクマの屑籠

    ああ、今年も『愛は地球を救う』が始まりました。虚飾の演出と大々的な募金活動は、去年のホワイトバンド同様、実際にどれぐらい「地球を救う」かはともかくとして「自分が地球人類になにかやったような気分」を提供してくれます。当にありがとうございます。 実に素晴らしい娯楽番組ですよね、『愛は地球を救う』って。 テレビをみているだけで、“なにかわかったような気分”になるし、“なにかをやったような気分”になれます。間寛平に涙を流している自分は人間的だ。地球はものすごく大変だ。千円ぐらい募金しようか。募金した!なんて良い気分!自分は人間の未来を憂いているいいひとだ!いいひといいひと!ああ、スーッとしてきたぁ! 年に一回だけチャリティー番組を見て、募金の何%が実際に貢献するのかを確認もせずに募金をやって…そうやった見返りとして自分に得られるものの大きさを思う時、これはこれで優れた娯楽番組と思わずにはいられま

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  • やせ我慢しているエロオタを聖地巡礼に誘って、功徳を積みましょう - シロクマの屑籠

  • 「私は息子の為に頑張ってきたんです!」という叫びに対する得心 - シロクマの屑籠

    (1) Tさんは、とある進学高校の一年生だが、一学期の中間テストが終わった頃から不登校となり、現在に至っている。Tさんは小さい頃から学習塾やピアノの稽古事に通い続けており、中学時代は優等生とみられていた。だが、今のTさんはもう学校に行く事が出来ない。学校に行ってもどう振舞っていいのか分からない。勉強も、もう無理だと思って諦めている。塾にも通わず、友人とのやりとりも途絶えてしまって久しい。 会って話を聞くことになった。これが好きという趣味は無い。親から与えられたピアノや教養書をいつも読んでいる。漫画を読むことはあるが、楽しみにしているというよりは同級生と話を合わせる為にみる、という意味合いが強いそうだ。好きな漫画やアーティストは何か尋ねたら、特に無いという。中間テストの成績が悪かったことを親に叱られ、それ以来すべて無気力でどうでも良くなってしまった、という。 「そんなに成績悪かった?」 「は

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  • 『童貞問答』で嘘をついてもろくなことがない - シロクマの屑籠

    http://guideline.livedoor.biz/archives/50624796.html ああ、オタなあなたならば、きっと一度ぐらいは経験して身悶えした事がある筈のテーマだ。『童貞問答』は、今夜も日のどこかで発生し、童貞達に苦痛を与えているに違いない。 【童貞問答は惨い】 二十代前半〜中盤ぐらいの男集団のなかにおいては、「女性経験が何人なのか」という話題は決して珍しくない、古典的な質問だ。オタク達にとってしばしば迷惑なこの質問は、 ・質問者自身はそれなり以上の女性経験を持っていて ・質問者に親しい何名かも少なくとも一定以上の女性経験を持っている 場合に発せられることが多い。そして質問が発せられた際には、男集団の内部は以下のような気分にみたされがちだ。 ・女性経験を数値化する事によって、ヒエラルキーが発生 ・女性経験を有する者同士による「仲間意識」を体感することが出来る ・

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  • LEONって、煽り文句と紹介アイテムがアンバランスだなぁ - シロクマの屑籠

    アンバランス、とは言うけれどある種絶妙なバランスとも言えるんだけど…。 LEON | 主婦と生活社 [関連:]LEONとは - はてなキーワード 先日、美容院で初めてLEONを読んだ。LEONの対象年齢は遙か遠く、四十代〜五十代ぐらいなのかな。今まで、いくら何でも読むには早いと思って立ち読みもしていなかったけれど、勿体ないことをしたかもしれない。噂を聞くだけと実際に読んでみるのは大きな違いだ。 うわぁ、LEON面白い雑誌じゃん! 対象年齢が対象年齢だけに、高い商品が惜しげもなく載っている。MEN'S NONNOなどが二十代前半男性の“現実的なおこづかい平均”を超越した商品を紹介しているが如く、LEONは中年男性の“現実的なおこづかい平均”を超越しまくっている。でも、両者は似て非なるものだ。MEN'S NONNOの金額なら、まだ金額的にも小さめだし親にせびる・お姉さんにせびるといったやり方で

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  • 確実に駄目な子が育つ方法の考察 - シロクマの屑籠

    一人一人の子どもはそれぞれ固有の遺伝的傾向を持ちつつも、周囲環境との相互作用のなかで独自の成長を遂げていく。ホモ・サピエンスの子どもは環境に合わせて成長していけるだけの学習汎用性を持っており、余程極端な環境でない限り、何とか環境に合わせたコーピング(対処行動・処世術)を形成していく。長所を伸ばし、短所をカバーしていくその適応力は、驚異的と言える。 然るに昨今、思春期以後のコミュニケーシーン・人間集団のなかでドロップアウトしてしまう子が後を絶たない。どうすれば、ドロップアウトしない子を育てる事が出来るのか?残念ながら、適応力のある子や凄い能力の子を育てる方法は、私には分からない。だけれど、高確率で駄目な子をつくりあげる手法だったら幾つか思いつく。大抵の子どもは猛烈な勢いで学習しながら成長していくわけだが、要はそれらを妨害すれば良いのだ。コミュニケーションスペックも、人並みの情緒性も育てさせず

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  • はてな中毒者への最後通牒 - シロクマの屑籠

    「そんなにはてなが大事なの?あたしは大事じゃないの?」 「あたしとはてな、どっちが大事なの?」 「あたしよりも、あなたははてなのほうが好きなのね!」 金切り声でそう言い放った女は、涙を流しながら部屋を出て行く。 残された男は、ちょっと首を傾げた後、いつもの巡回ブログを閲覧するのだった。

    はてな中毒者への最後通牒 - シロクマの屑籠
  • スカートの中を覗くためなら、媚びて媚びて媚びまくってやる - シロクマの屑籠

    「僕は、女性のスカートの中を覗く為に這いつくばってみせるなんて我慢ならない」 「俺は、女性のスカートの中を覗くためにこそ、這いつくばってみせる」 「僕は、セックスの為に女性に媚びるなんてまっぴら御免だ」 「俺は、セックスの為にこそ、羞恥心を捨てて女に媚びまくってみせる」 何度頬を叩かれても、泥を啜ってもいいから、女性のスカートの中に顔を突っ込みたい――そんな具合に発情することもある。人間は年中無休の発情期だが、俺も例外ではないらしく、ステディな関係の女子が見つかるまでは、発情の嵐を俺は抑えることが出来ない、おそらく。 しかし、ただ待っているだけではスカートのなかは覗かせてもらえない。だから、その為にはあらゆる手段を講じよう。雌の前で、クジャクのようにディスプレイをする事を俺は厭わない。時には、雄鹿同士のように角を突き合わせなければならないこともあるかもしれない。とにかく、雌に対して何のディ

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  • 「もてない男」のなかに混入する不純 - シロクマの屑籠

    「もてない男」を自称する人のなかには、自分の顔面がどうであるかとか、今の自分が女性に相応かどうかを指摘することによって、異性との交際を放棄するのがさも妥当であるかのように主張する者がいる。自分自身を説得することに熱心な彼らは、そうした主張によってその他の視点やその他の問題点から巧妙に視線を逸らせることに成功している。 顔面がどうであるかなど、異性が自分を選択するか否かの一要素、それも幾らかは重要でも幾らか以上の重要性を持たない一要素に過ぎないのに、絶対視する事に熱心な人達。今の自分が女性に相応かどうかを、女性自身でも無いのに勝手に決めつける事によって問題から距離をとっている人達。もてない男のなかでもそういった手合いは、少なくとも純真というよりは狡猾という言葉がよく似合うと思う。ははは、心はキレイだと信じたいけれども狡い人達が混じっているぞ。俺の事を悪し様に言えないような、そういう卑怯者の匂

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    firstheaven
    firstheaven 2006/06/24
    そりゃあ、究極的にはそこに行き着くのだが。
  • 「兵士としての教育」が隠蔽され、誰もが「将軍の夢」に酔っている異常

    労働という分野ならどこでも、医療であれ、製造であれ、情報産業であれ、中枢にあたる「将軍」や「参謀」にあたるポジションというのは限られているし、全ての人を「将軍」や「参謀」にしていては船頭だらけの難破船になってしまう。実際に現場が必要としているのは沢山の「兵士」だ。中枢の手足となって働く「兵士」が欲しい。下士官ぐらいは幾らか必要かもしれないが、それだって兵士よりは数が少なくてもいい。労働という分野でたくさん必要とされているのは、何も考えない、「個性の違い」に拘泥しない、えらい人の言うことは何でも聞いて、共通規格の部品で動く歯車だ。望むらくは、消費者としての多様性すらみられない、没個性的な金太郎飴のような労働者がいい−−不満を抱いた時に、何か共通の娯楽でも与えてやれば黙ってくれるような労働者がいい。それでも人間は幸せになれないことはない*1。 にもかかわらず、そこここの教育分野では、こうした「

    「兵士としての教育」が隠蔽され、誰もが「将軍の夢」に酔っている異常
  • シロクマの屑籠(汎適所属) - 弛緩した「萌え〜」からは、萌えオタ達の複雑で必死な心情が伝わってこない

    最近、秋葉原のメイドだの耳だのがやたらテレビに出てきて、 男なり女なりが「萌え〜」って言っているのをみかけるけど、あれって、 来の「萌える」の発音と雰囲気に即してないよなぁと思う。 そんなに緩みきった表情で「萌えぇ〜〜」なんて殆ど言えなかったよ、不器用なオタクたる俺達は。 少なくとも1995年〜2000年ぐらいまでは、むさくるしい男オタク同士の会話のなかで「萌え」が表明される時、俺達はもっと緊張してたはずだ。清水の舞台を飛び降りるような気持ちで、どもりながら、照れながら、恥ずかしさを打ち消す為にわざと明るさなんかも交えながら「○○が、も、萌えるよね」ってボソボソニコニコ言うような。「○○ちゃんに萌える」って言う時、特に異性キャラに明確な萌えを表明する時って、最近テレビに出てくるような「萌え〜」じゃなくてて「恥ずかしいんだけど○○ちゃんを自分はオタク として押すんだ(べ、別にえっちなな意

    シロクマの屑籠(汎適所属) - 弛緩した「萌え〜」からは、萌えオタ達の複雑で必死な心情が伝わってこない
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