■日本映画大賞「シン・ゴジラ」 ■日本映画優秀賞「この世界の片隅に」 現代の問題描く 他に、「怒り」▽「淵に立つ」▽「64 ロクヨン」。2016年の邦画界はアニメと特撮が中心に立ったとして、「この世界」と「ゴジラ」を推す声が多数。「伝統的なシリーズ映画にオリジナリティーを加えて、現代社会の問題点を描いた」として「ゴジラ」が大賞に。「映像、構成、音楽、人物の声など全てが素晴らしい」として、「この世界」が優秀賞に決まった。 <講評>2016年の日本映画は多様で活気があり、工夫に富んでいた。その活力と工夫の、特にめざましい作品が大賞の「シン・ゴジラ」である。