株式会社オリィ研究所(東京都港区)が、WITH ALS、東芝デジタルソリューションズと協力し、視線入力と自分の声を基にした合成音声でコミュニケーションが取れるようになるサービスを7月31日(水)から提供を開始した。 「失声後も“自分の声”で会話したい」を叶える オリィ研究所からリリースされたこのサービスは、声を発することができなくなるALS(筋萎縮性側索硬化症)患者の「“自分の声”で話したい」という声から生まれた。これまでも、本人の声を残す技術は存在していたが、質の高い合成音声の生成には十数万円~数百万円ほどの費用が発生してしまい、経済的な事情で声を残せる人が限られているのが現状だったそう。そこで、ALSの支援団体でもあるWITH ALSの呼びかけにより、音声合成プラットフォーム「コエステーション」を提供する東芝デジタルソリューションズと視線入力を研究するオリィ研究所が協力し、ALS患者に