ゲームの腕前を競い合うe-Sportsが世界的に拡大中。海外では高額の賞金がかかった大会が開かれ、日本でもプロチームが誕生して大いに盛り上がるかと思いきや、海外のような"一攫千金"の状況にはなっていない。理由は日本の法制度。賞金制の大会を開きたくても、景品表示法や刑法賭博罪、風営法といった法律が壁となって立ちふさがる。早くに問題点を指摘してゲーム業界を騒然とさせ、「地雷を踏んだ男」と言われた国際カジノ研究所の木曽崇所長が、ゲーム開発者向けカンファレンスのCEDEC 2017に登壇。何が問題なのかを改めて指摘し、できることを提案しつつ将来に向けた対応などを話した。 国際カジノ研究所の木曽崇所長 腕に覚えのあるゲーマーたちから参加費を募り、ゲーム大会を開いて優勝者に賞金を渡す。ゲームソフトのメーカーがスポンサーとなり、そのゲームをプレイしている人たちを集めて賞金や賞品が出る大会を開く。ごく普通