簡単に解説すると、安価な証明書はそのほとんどが「ドメイン認証」であり、通常は個人利用が多い。その次が法的な実在証明を行う証明であり、一般企業の多くがこの方式を採用している。最も厳格なものは以前にも解説したが「EV SSL」だ。「物理的実在証明」と呼ばれている。安全な場合はWebブラウザのアドレスバーが緑色に変化するので、初心者が見ても分かりやすいと評判だ。 EV SSL証明書は価格が少し高いものの、顧客の安全を考慮するなら、十分に検討に値するものだろう。定価ベースで年間に約7万~10万円ほど高いだけだ。月1万円にも満たない価格差でより大きな安心感を得られると思えるが、あまり普及していないのは残念である。証明書の処理については、確かに厳密な確認を行うものであるほど時間がかかると想定される。だが、体感ではユーザーが全く気付かない場合がほとんどだろう。 また、「証明書失効リスト」(CRL)をチェ