@ITは、2017年8月にセミナー『連日の「深刻な脆弱(ぜいじゃく)性」どう向き合い、どう対応するか』を東京で開催した。本稿では、レポートシリーズの後編として、前編同様、多数の専門家やセキュリティベンダーが登壇した同セミナーの模様をお届けする(前編記事)。 WannaCryから数カ月、一連の報道から得られる教訓とは? 多くの企業のセキュリティ担当者は、ベンダーから得られる情報の他、ニュースや脆弱性情報を集約するサイトを通じて脆弱性情報を把握し、対応に取り組んでいることだろう。自社システムをよりよく守るために、どのようにこれらの情報を受け止め、生かすべきだろうか? 「セキュリティリサーチャーズ脆弱性ナイト(世界のどこかはきっと夜)」と題するパネルディスカッションでは、根岸征史氏(インターネットイニシアティブ)、辻伸弘氏(ソフトバンク・テクノロジー)、piyokango氏という日本を代表するセ