スマートフォン(スマホ)の醍醐味の一つは、便利な「アプリ」をダウンロードして、簡単に利用できることだろう。世の中には、すでに多くの高機能アプリがリリースされている。しかし、なかには会社で働く従業員にとって、少々うんざりするような使われ方がされているものもあるようだ。 読売新聞によると、位置情報アプリが入ったスマホを従業員に持たせ、その従業員の居場所を常に把握している会社があるという。従業員の居場所を「監視」することで、サボり防止などのメリットはあるということだが、少しやり過ぎているようにも思える。 以前には、恋人の居場所を追跡できる「カレログ」という位置情報アプリが、「プライバシーの侵害ではないか」などとネット上で話題になった。では、会社がアプリを利用して、従業員の居場所を常に監視することはプライバシーを侵害していることにならないのだろうか。秋山直人弁護士に聞いた。 会社は「監視アプリ」の