帯に「不動産ミステリー」って書いてありましが、これはもはや「不動産ホラー」なんじゃないかと思ってしまいました。 あまりに怖過ぎて、早く真相が知りたくてものすごい勢いで読み切ってしまいました。 ジャンルとしては「小説」でいいのでしょうか?主人公である「私」の職業がウェブライターで、文体もウェブの記事みたいなんで、実話なんじゃないかと錯覚してしまうので余計に怖いんですよ。 あれです。 映画の「リング」で呪いのビデオを再生すると、自分が見ているように見せる、あの手法ですね。ほんと怖い。 あらすじ紹介程度のネタバレがありますのでお気をつけください。 変な家 作者:雨穴 飛鳥新社 Amazon 主人公の「私」のもとに、友人からとある依頼がくるんです。 マイホームを探していて、いい物件を見つけたのだけど、間取りで気になるところがあるので見てほしい、というものなんです。 その物件の間取りには、四方を壁に