上村明子さんの告別式が26日、みどり市笠懸町阿左美の斎場で営まれた。クラスメートや教職員ら約120人が参列し、祭壇には、好きだったお菓子や果物、ジュースが供えられた。 代表の男子児童が「転校してきた時に鬼ごっこをしたこと、運動会、修学旅行で一緒に過ごしたことをいつまでも忘れません」と弔辞を読み上げると、参列者からむせび泣く声が漏れた。 父の竜二さんは「学校では一人で寂しかったと思うが、今日はみんな来てくれたよ」と、明子さんに語りかけるようにあいさつした。 校長は「学校でつらい思いをさせてしまった。二度とこういうことを起こさないように明子さんに誓います」と弔辞を述べた。 出棺直前、竜二さんは学校関係者に「(明子さんを)返してください」と怒りの声を上げていた。