米システム企業EMCのセキュリティー部門RSAの使い捨てパスワード(暗証番号)システムに不正侵入の恐れがある弱点が見つかった問題で、同システムをオンラインバンキングで使っている三井住友銀行は、顧客の求めがあればパスワード生成器の交換に無料で応じることを決めた。 同銀行のオンラインバンキングでは使い捨てパスワードは有料の付加サービスで、利用者はそれほど多くはないという。一方、224万人の口座保有者のほぼ全員に生成器を配布しているネット専業のジャパンネット銀行は「セキュリティー上の問題はなく、交換はしない」としている。(ワシントン=勝田敏彦)