子どもたちにお薦めの本を紹介する展示企画「心を育もう~読書のススメ~」が佐賀市の県立図書館で開かれている。山口祥義知事やサガン鳥栖の選手をはじめ各方面で活躍する33人が推薦し、それぞれの人柄もにじませる。24日まで。
レンタル大手のTSUTAYA(ツタヤ)を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の図書館運営について、各地で議論が起きている。武雄市や神奈川県海老名市で「選書問題」が発覚し、愛知県小牧市では建設計画の賛否を問う住民投票で反対が多数を占めた。
無党派のうねりは起きなかった。「政局より政策」を掲げ、組織に頼らない草の根選挙を展開してきた島谷幸宏さん(59)。4候補の中で唯一、反原発、反オスプレイを訴えたが支持は一部にとどまった。3万票という結果に「支援の輪を広げることはできた。本当にありがとうございました」と支援者に感謝を述べた。
4月6日に投開票される武雄市長選は、現職と新人による一騎打ちとなり、まちづくりや教育の在り方などで論戦が繰り広げられている。両候補の人となりや政治にかける思いを紹介する。 ■樋渡啓祐氏(44)無・現 施策が全国の話題に フルマラソンも走る 昨年9月の出馬表明時、「教育に命をかける」と言明した。反転授業の本格実施のほか、「魅力あるカリキュラムと学校づくりで、よそからの移住を促したい」と具体策を披瀝(ひれき)し、市政への意欲は衰えない。 総務省官僚から転身し、2006年の市長選で初当選。当時全国最年少市長として市政を担い、2期8年。この4年間は地元産品を扱うネット通販を導入したり、市図書館の運営をTSUTAYA(ツタヤ)の運営会社に委託するなど、全国的な話題を提供してきた。 全国から注目を浴びることに、「今はバブルのようなもの」と意に介さない。大切にしている政治姿勢は「国の一隅を照らす」という
知的好奇心を満足させながら男女の出会いを演出する婚活イベント「まなび婚1」(県主催、佐賀新聞社企画)が2日、武雄市内であった。話題の市図書館や県立宇宙科学館を巡り、クイズラリーなどをしながら親睦を深めた。 県内を中心に男性24人、女性21人の計45人が参加した。市文化会館で簡単な自己紹介をすませると、歩いて近くに市図書館へ。グループに分かれて館内を散策したり、スターバックスコーヒーで飲み物を買ったりしておしゃべりを楽しんだ。 宇宙科学館ではグループ対抗でクイズラリーに挑戦。「日本初の人工衛星は何?」「小惑星探査機『はやぶさ』は何という名前の小惑星からサンプルを採集した?」といったクイズの答えを探した。 唐津市から参加した40代男性は「図書館も宇宙科学館も初めて。いろんなものがありそうで楽しみ。パートナーを決めて帰りたい」と意気込んでいた。 県が結婚の意思がある人を支援する少子化対策「418
神埼市のヤクルト本社佐賀工場(田篭恵工場長)は、児童書など91冊(10万円分)を神埼市立図書館に贈った。2008年から始めて4回目で、延べ335冊に上る。 同社は年1回、地元への感謝を込めて「工場祭」を開き、模擬店の売り上げの一部を図書購入費として図書館に贈っている。祭りは工場の増設工事で休止した時もあるが、昨年は11月に開いた。 絵本や伝記、健康に関する本など、図書館側で選んだ。仲田冨士子館長は「工場の人の一生懸命な気持ちが詰まってるので、いい本を選ばないとと思った。本が増えれば利用者も増える。このような寄贈は、ほんとうにありがたい」と話す。 昨年末に新しく購入した本を並べると、冬休みと重なりすぐに子どもたちが借りていたという。
「映画で見る外国の図書館みたいだ」。今月19日、武雄市図書館を視察に訪れた群馬県太田市の職員3人が感嘆の声を上げた。彼らは3年後、図書館と美術館の複合施設建設を計画する同市企画課のスタッフ。「図書館の在り方に“公式”はないと感じた」と話した。 レンタルソフト大手TSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブが指定管理者として運営し、新装オープンした武雄市図書館。公共と民間が融合した施設として話題を呼び、全国の行政・図書館関係者の視察は10月末までで昨年同期の10倍近い354件。11月も105件と注目を集め続けている。 市外、県外からも多くの来館者が訪れ、影響は観光面にも波及。「視察で図書館から北方町のちゃんぽん店などを回る利用も多い。飲食店にもプラスになっているはず」と地元のタクシー会社。 武雄温泉旅館組合理事長の田中隆一郎・武雄温泉株式会社社長は「武雄温泉の客も旅館
武雄市議会の一般質問で、市内に住む元市議の男性(82)を名指しで侮辱し名誉を傷つけたとして、名誉毀損(きそん)と侮辱容疑で書類送検された樋渡啓祐市長を不起訴とした佐賀地検の処分について、佐賀検察審査会は16日までに、名誉毀損容疑について不起訴不当と議決した。侮辱容疑については時効のため不起訴相当とした。議決は12日付。 議決理由は、東日本大震災のがれき受け入れ提案で注目度の高い議会で「当時議員でもなく、その場で反論できない一市民の名前を挙げて発言した経緯に疑問が残る」などとしている。 申立書によると、樋渡市長は2011年12月の市議会一般質問で、地元に反対意見がある震災がれきを受け入れた場合、「裁判をすれば市長に勝つと言ったと聞いた」と伝聞の形で男性の実名を挙げ、「彼はふざけたことを言う」などと答弁したとしている。 男性は昨年6月、「公の場で発言をいびつに取り上げて事実をねつ造され、中傷さ
県立武雄青陵中(平川年明校長)が武雄市図書館の生徒の利用について、館内のコーヒーチェーン「スターバックス」は保護者同伴で、登下校時は図書コーナーも保護者同伴に制限していることが9日の市議会で取り上げられた。樋渡啓祐市長は「不見識で憤りを感じる」と学校の対応を批判した。 制限はスターバックスを併設していることが理由で、同校は6月、保護者に文書で通知した。それによると、平日の帰宅後や部活、学習会のない休日を除き「保護者同伴」としている。同校の校則で、飲食店への出入りは保護者同伴となっており、図書館もそれに合わせたという。 樋渡市長は議会後、取材に対して「商業施設と決めつけている。生徒からは困っていると聞いた。管理教育そのもので、不見識極まりない」と批判した。 平川校長は「素晴らしい施設だが、気になるところがあったので、やむを得ずにしている」と話す。市立の武雄中は、特別な制限は加えてない。
民間企業に委託し4月に新装オープンした武雄市図書館が従来の図書館のイメージを変えて注目を浴び、全国から行政・図書館関係者の視察が相次いでいる。その余波は、市民主導の図書館として全国的知名度を誇る、お隣の伊万里市民図書館に及び、「先進事例」として性格の異なる両館をセットで巡る視察も急増している。 武雄市図書館はレンタル大手TUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に運営を委託、館内に書店とカフェを併設している。視察は9月末までの半年間で、前年同期比11倍の219件に上り、その後も後を絶たない。 「平日なのに予想以上に客がいて驚いた。若い女性が多く、田舎では考えられない」。11月初旬、武雄市図書館を視察した山形県米沢市教委の担当者は驚いた。2015年に市立図書館を移転新築する予定で、図書館を、空洞化した商店街を活性化する施設にしたいという狙いもあって、集客効果
武雄市が21日、来年度からの本格実施を打ち出した「反転授業」。国内ではまだ先例の少ないICT(情報通信技術)を活用した学力向上策だが、授業の前提となる家庭学習の充実やタブレット用の予習教材をどう準備するか、といった課題もある。果たして公教育に定着するか-。 武内小の公開授業では、6年生の理科は始業早々、4、5人単位でグループ学習。自宅でiPad(アイパッド)に書き込んできた予習内容を見せ合いながら意見をまとめ、グループごとに発表した。 見学に訪れた教育関係者は、「予習ありき」の授業進行に驚きを隠さなかった。「予習していなかった児童がいても、そのまま進めるか、予習していない児童のペースに合わせるか…」。授業を組み立てる難しさを感じたという。「伸びる子は伸びるけど、予習しない子との差はますます広がりそう」と、学力の二極化を懸念した。 代田昭久教育監は「家庭学習を確保することが前提」としたうえで
18日(月)の放送予定 ◆白鬚神社の田楽(佐賀市久保泉町) ◆緞通の美、日中競演(県立美術館) ◆「ケイトウ」の咲く道(唐津市肥前町)
武雄市図書館の民間委託に反対している「市図書館・歴史資料館を学習する市民の会」は14日、市文化会館で新図書館を評価、検証する学習会を開いた。15人の参加者からは「本来の図書館のあり方を市民に広げるにはどうすべきか、議論を深めたい」などの意見が出た。 市は図書館を4月からレンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)を展開する企業に運営を委託した。市民の会は「市教委所管の施設が商業的に変えられようとしている。すべて経済の論理であり、それでいいのか考えたい」と問題提起した。 参加者からは「調査・研究の相談をしたり、読みたい本を取り出してもらったり要求することで、図書館として当たり前のサービスができるよう改善していくしかない」などの意見が出た。 市民の会は昨年7月に発足。これまでの活動の記録や提言などを本にまとめ、12月に出版する。
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