新年があけてすぐの1月1日午前4時ごろ、日本で月食が見られる。元日の月食は「日本史上初」。明治以降で例はなく、それ以前は「太陰暦で、元日は新月だったから」(国立天文台)。4日には三大流星群のしぶんぎ座流星群がピークを迎えるほか、15日には、部分日食が西日本で観測できる。来年の年始は天文イベントが目白押しだ。 元日の月食は部分月食で、夜明け前の4時20分ごろに最も欠ける。最大で8%ほどだが、初詣でに行きながら空を見上げれば、わずかに欠けた満月が見えそうだ。 部分月食は6月26日にも見られ、12月21日には皆既月食がある。1年で3回の月食が日本で見られるのは100年に1度ほどしかなく、次は2094年だという。 日食は年に2回ある。まず1月15日夕に太陽が欠けたまま沈む部分日食が長野県や山梨県、静岡県より西の地域で見られる。欠け始めは午後4時50分ごろ。西に行くほど大きく欠け、名古屋で2割