ブランドや商品は必ず何かのベネフィット(便益)が存在し、ユーザーが抱えるイシュー(問題)に応える。このイシューとベネフィットが自身と関連性が高く、エモーショナル(情緒的)なものであれば、消費者の心は動きやすい。如何に消費者のイシューを独占し、効果的にベネフィットを伝えるかがポイントとなる。イシューとベネフィットのコミュニケーションには3つのポイントがある。わかりやい例としてプロアクティブのCMでその三つのポイントを見てみましょう。 Issue Raising イシュー・レイジング 日本語で言えば「問題提起」。消費者に新たな問題を伝え、自身の問題として認識してもらうこと。プロアクティブの場合、イシューは「ニキビや肌荒れ」ではなく、「ニキビや肌荒れによって自信が持てず、成功が出来ない」という点。誰でも抱える「自信の無さ」や、「成功(又は失敗)への不安」という非常にエモーショナルな問題を提起し